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困ったときの写真屋さん

本当にありがたいことにいろんな撮影のご依頼をいただいているのですが、去年の後半から今年に入って、障害のある子と撮影したいという方からのご連絡が増えてきました。

・甥に障害があって兄家族が撮影したことがないから撮影してほしい
・自閉症のある成人した息子と親子で撮影したことない
・子どもに障害があって撮影できるかわからない
・母が病気になって余命宣告をうけて写真を撮りたい
・癌の診断を受けたから写真撮りたい
・手術の前に撮影したい

泣いてても、動いてても、動いてなくても、笑わなくても、なんでも大丈夫です。
その子の、その人の、動きたいように、その場にいやすいようにどうぞ。

自閉症のある男の子の撮影で、撮影場所に行こうとしてる途中のエスカレーターで「もう一回」が止まらなくてエスカレーターを何往復もして家族撮影をしたことがあります。普段はそんなに乗れないエスカレーターに何回も乗れていい表情でした。

「普通は写真を依頼するんだろうけど、私は自分で撮るしかなくて依頼できないと思っていた。」と、お子様に障害のある女性が言われていました。

熊谷晋一郎さんから教わった「皮膚の内側に障害があるのではなくて、障害は皮膚の外側にある。」の講演を何度も聞いてる私としては、まだまだお知らせしなくてはと思いました。

ご依頼のときは、このページを読んでいただいています。依頼は増えてきたけど、全く知られてない「困ったときの写真屋さん」なので、もう一度載せておきます。

撮影の依頼に勇気が必要な方に届きますように。
誰でも、どんな状況でも、撮りたいときに写真におさめられますように。

困ったときの写真屋さん

「こまったときの写真屋さん」をはじめます。

カメラが怖い、コンプレックスを抱えている、人見知りをする、
シングルマザーでお金に余裕がないけど出産の撮影がしたい、
子どもに発達障害などの特性があって撮影できるか不安だけど家族写真を撮りたい、
帝王切開の傷があるけれどマタニティの写真を残したい、
乳がんの手術前に体の記録を残したい。

いつからか、そんな方達が、人から人への紹介で撮影を依頼してくださるようになりました。

病気・障害、そのほかさまざまな苦労を抱えた人たちやご家族、
命がけの出産現場や、傷の残った体など、
これまでいろんな人、いろんなご家族を撮影させていただいてきた私の経験が
「撮影をしたいけど頼むのは勇気がいる方」の安心につながるのなら。

そう思って、こまったときの写真屋さんをはじめることにしました。

コンプレックスも傷も消しません。(どうしてものときは相談ください)
子どもがじっとできなくても大丈夫です。
笑顔じゃなくても大丈夫です。
誰かの作った「きれい」「かっこいい」の評価はちょっと横に置いてみませんか。

撮影のために出してくれた勇気を受け止めます。
そのままの自分を好きになれたら最高だけど、好きになれなくてもいい。
数年後に写真を見返して、そのときの自分を感じてもらえたらと考えています。

まずはご相談ください。
撮影料 33,000円~
*生活保護受給の方、減免対象の方は、お問い合わせよりご相談ください。

お問い合わせはこちら


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