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TFT:知らない人向け ルールと用語の説明

まず最初に。
本記事は、英傑大戦勢はじめTFT(Team fight Tactics)をやったことない人が、ちょっとやってみようかなとか、配信見てみようかなと思ってもらえるといいな、という気持ちで書いています。

簡単に自分のことを書くと、現在の階級はエメラルドというところです。大戦で言うと紫プレートくらいかなと思いますが、はっきり勝ち越せないと抜けられないので1つ上まで行くのはなかなか容易じゃない階級。自分の周りも今はみんなエメラルド。嬉しい。

以下、できるだけ平たい言葉を使って書いてみようと思います。
実際にプレイヤーはそんな言い回ししていない言葉も使っています。


ざっくりゲーム概要

TFTはオートチェスというジャンルのゲームで、即興で駒を集めてデッキを組んで戦います。アクション要素はなく、配置した駒は勝手に戦ってくれます。戦闘結果は様々な条件を加味したうえの計算なので、戦闘が始まる前の事前準備にすべてがかかっています。
8人で卓について戦闘を繰り返し、もともと持っているライフ(ヘルスと言います)100点が0点になった人から脱落→最後の4人が勝者となります。
もちろん1位抜けが最良で、4位は負けなくて良かったね、という感じ。
負けにおいては5位が一番マシで、8位はできる限り避けたい順位、となります。(なので、負けの中でも5位を目指す負け方などが存在します)

全体の試合時間は30分~40分程度なので、仕上がるとあっという間に1日終わります。

TFTは定期的にバージョンアップをしており、大きくゲーム性が変わる単位を「セット」といい、セットの中でのバージョンアップを「パッチ」と呼びます。セットが変わるとキャラの見た目や性能、ゲーム自体の世界観がガラッと変わり、TFTの基本ルールには乗っ取りつつも別のゲームになります。

TFTのリソース、情報

TFTでプレイヤーが取り扱うリソース、情報には以下があります。

① ポータル
  このゲームはこういう個別ルールでやりましょう、というもので、ゲーム開始前に決まります。プレイヤーの多数決で決まるセットもありますし、自動で割り振られるセットもあります。自動で割り振られるケースは「遭遇」と呼んだりします。

② ヘルス
  プレイヤーの体力です。100から始まり、各プレイヤーとの対戦に負けると減ります。0になったら負けです。序盤の減りは小さく、終盤ほど大きく減ります。一部の手段を除き回復することはありません。

③ ゴールド
  その試合の中でのみ使用できるお金です。0Gから始まり、試合の経過や敵撃破のドロップなどで入手できます。10Gごとに利子が付くようになり、通常は50Gでもらえる利子が最大です。(お金自体は特に際限なく持てます)連勝時と連敗時に多くもらえる特徴もあります。使い道としては、後述の駒を買うのに使用したり、レベルを上げるのに使います。

④ チャンピオン
  駒(キャラクター)のことです。1コストから6コストまで存在し、いずれの駒も同じ駒を3枚重ねることで☆→☆☆になり、強くなります。☆☆を3枚集めると☆☆☆となり、多くの場合はそれがその駒の最強です。☆☆☆には9枚の同一駒を必要としますが、1ゲーム内に存在する同一駒の枚数は決まっており、同じ駒を全員が☆☆☆にすることはできません。そのため、同じ構成をしようとしている相手(競合と言います)の存在を意識しながら駒を集める必要があります。
駒のスペックは同名であればすべて同一です。
また、コストが高い駒ほど枚数が少なく出てくる確率も低いため、概ね4コスト以上の☆☆☆にはゲームを決定づける力があります。6コストは存在しないセットもあります。

⑤ シナジー
  チャンピオンごとに持っている特性で、1人が2‐3種類を持っているのが通常です。同じシナジーを持っている駒を集めるとボーナスが付くので、できるだけボーナスが効率よくもらえる形で駒を集めていきます。(この駒とシナジーの仕様から、TFTを麻雀と例える人もいます)

⑥ レベル
  その試合ごとのプレイヤーのレベルです。1から10まであり、レベルが上がるごとに引ける駒のレベルが上がり、場に出せる駒の数が多くなります。各レベルアップには一定の経験値を必要とします。経験値は試合の経過か、お金を払うことで入手できます。

⑦ ラウンド、ステージ
  試合の1つの区切り(NPCとの1戦、対戦相手との1戦、アイテムもらえる場面など)をラウンドと呼び、ラウンドの一定のまとまりをステージと言います。概ね、4ステージ中くらいに盤面を作り上げ、5ステージ以降は勝敗が付いていくくらいの進行になります。原則ヘルスが回復しないため、長くても7ステージまでです(多分)。

⑧ アイテム
  武器と防具です。多くは素材アイテムの形で入手し、素材アイテムを2つ重ねることで完成アイテムになります。魔法攻撃系、物理攻撃系、魔法防御系、物理防御系、補助系などが存在します(わかりやすくそう呼んでいるだけで実際にそういういい方はしません)。各駒に得手不得手があるので、できるだけ合ったものを装備させます。

⑨ オーグメント
  試合を通じて3回選べる特典です。お金をもらえるもの、アイテムがもらえるもの、経験値がもらえるもの、駒がもらえるもの、戦闘にバフがかかるもの、ヘルスが回復するもの・・・などなどがあります。試合の状況や構成に合ったものを選びます。

⑩ そのほか、セットごとのギミック
  今のSET13では駒を進化させるアノマリーがあります。SET12では小さな特典がもらえる魔法のようなもの(チャーム)がありました。

これらのリソースをうまく使っていきます。
リソースはすべて1つの試合ごとにリセットされ、例えばある試合でめちゃくちゃ特性を出してレベル10にしていたとしても次の試合には何も持ち越されません。

これらの説明は、ここに詳しくあります。

TFTのプレイスタイル

TFTは即興でデッキを組むゲームなので、大きく分けて2つの戦い方が存在します。

■フレックス
 来た駒やアイテムに合わせて毎回異なる構成をやる

■OTP(ワントリックポニー)
 毎回同じ構成をやる

実際にはフレックスとOTPのグラデーションでスタイルを決めている人が多いと思いますが、両極にするとこんな説明になります。
初級者目線でのメリデメを書いてみます。

■フレックス
 メリット:寄りがいい駒で戦うので結果が上振れしやすい、色々遊べる
 デメリット:覚えることが多い、何をするか迷いがち

■OTP
 メリット:その構成に特化した知識だけでまずは充分、迷いが少ない
 デメリット:(人によっては)飽きる、事故がある

私はかなりがっつりのOTPプレイヤーです。
デメリットに事故があると書きましたが、フレックスでやっていても事故はある(序盤の寄りが良かった編成で進めたのに中盤以降全く来ない、競合がたくさんいるなど)ため、あまり大きいマイナスには見込んでいません。

また、お金を使うタイミングも一つのスタイルです。

すごく大きく分けると、2コスト以下の☆☆☆を主軸に戦う構成と、4コスト以上の☆☆を主軸に戦う構成があります。(もちろんそれだけではない)
低コストほど低レベルで引ける確率が高く、高コストはその逆なので、低コストを厚くする構築は早めに駒の厳選を行い(駒が並ぶショップのラインナップを更新することをリロールと言います)、高コストが主軸の構成は早くレベルを上げて高レベルでリロールをします。利子の存在も踏まえつつ、今はレベルを上げた方がいいか、お金を貯めた方がいいか、リロールをした方がいいか、を判断していきます。

ただし、お金のタイミングについては構築に依存するので、ある特定の構築に対して個人差はあまり出ません。(低レベルリロール構築が得意な人、苦手な人、などの傾向はあります)

まーったく知らない人がちょっとやってみる、観戦してみるための前知識としてはそういう感じかな・・

次は、自分がこのセットでずっとやっているセンチネルハイマーを題材に、(とりあえずエメラルドまでは来れる)プレイの仕方などを書ければと思っています。

TFTはPC版の他モバイル版もあります。
モバイル版UIで配信をしているので、もしよければ覗いていただけると!

現状、Twitchで配信するとクッソ負けるので勝てた回も作りたい所存・・

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