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いい質問ができるライターがいいライター。

いい質問、鋭い質問ができるライター、それがいいライターだと思っている。

私はライター歴18年、これまでに1,500人以上の方をインタビューしてきたのですが、ときどき囲み取材のような場面で、いろんな記者、ライターが一斉に質問をすることもありました。

ここで、どんな質問をするかは、普段の取材以上にすごく緊張します。

どんな質問をするかで、そのことをどのくらい理解しているか、どのくらい考察しているか、ライターのレベルが全てバレてしまうからです。

逆に、そんな場面でいい質問をしてくれるライターさんがいたら、インタビューはすごく楽ちんです。その質問で返ってきた答えをもらい、鋭い視点のいい記事が(横取りして)書けるからです。

取材でいったん立ち止まり疑問を持つ難しさ

そんなわけで取材では、いい問いを立てられることが、すごく重要になってきます。

原稿を書くときに、「なんでここで、もっと突っ込まなかったの?」「こんなインタビューじゃ何も書けない…」と何度も悔しい思いをして、当初よりはちょっとずつ突っ込んだ質問ができるようになりました。

でも、話を聞いているときに、いったん立ち止まり疑問を持つことは、なかなか難しいことなのです。

「それは、そういうものだ」と思っていたら、なかなか疑問に感じることもできない。

たとえば、夢を見ているとき。

前いた場所から急に違う場所に瞬間移動していても。普段なら絶対起こらないようなことが起こっても。あり得ないような、ものすんごい変な設定でも。なかなか「これは夢だ」と気付けなかったりしませんか。

そんな感じで、違和感に気付けないと、「なんで?」と疑問に思うこともできないし、疑問に思わなければ、質問することもできないのです。

だからこそ、その違和感に気が付き、いい問いを立てられるようになると、思ってもいない答えをもらったり、より深く理解できような答えをもらえた
りして、とてもいいインタビュー記事になると思っています。

自分の人生にも問いを立てる

ここからは余談ですが。

インタビューと同じように、自分の人生にもいい問いを立てられると、いい人生になると考えています。

なぜ私は今日この服を着るのか
なぜ私はこの仕事をしているのか
私のしあわせの定義とは?

問いを立てる。

疑問に思う。

立ち止まる。

そうすることで、見えてくることがたくさんあると思っています。

自分で問いを立てるのが難しいという人は、人から質問をしてもらうことで、気付けることがあると思います。

たとえば今、あなたはなぜこのnoteを読んでいるのですか?

タイトルの、何が気になって読んだのですか?
このnoteを読むことで、どうなりたいのですか?
読んで、なにを感じましたか?

時々は立ち止まって自分の人生にも問いを立ててみると、面白い発見があるなと思っています。

※この記事は、過去に配信したメルマガを元に編集しています。

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京都在住エッセイスト・ライター、ときどき大学講師 江角悠子
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