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『文章を書いて、生きていきたい』(江角悠子著)

ZINE全文をデジタル版で販売します!

ZINE「文章を書いて、生きていきたい」

これまでに600部以上を完売した江角悠子のZINE「文章を書いて、生きていきたい」の全文をnoteで公開しました!

内容は紙のZINEと同じですが、noteで購入すると、スマホやPCですぐに読んでいただけます

価格について 📚

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書く仕事がしたい、よりも切実な「書いて生きていきたい」という思い。才能もセンスもないのに、どうしても書くことを諦めきれない筆者・江角悠子が、「17年間ライターをして気がついたこと」をまとめた全100ページのZINE。

読んでくださった方の感想

文章を書くことだけでなく、人としての生き方まで参考になることがいっぱい書いてあった。

おかれいさん

「文章を書く」というテーマに対しての江角さんの想いがぎっしり詰まっておりまして…。最初からぶっ刺さりました…。

真夜中のカフェさん

書くことが好きな人、書くことを始めたい人、すでに書いている人。そうした人々の抱く、「何を書いていいのか分からない」「書きたいのに書けない」
「書いても意味があるのだろうか」といった悩みの一つ一つに触れ、それら一つ一つに丁寧に寄り添う、励ましのメッセージが編まれている。

中村 彩理さん

★損したくない
★失敗がこわい
うわーーーー!わたしのことか!?ってくらい、すべてに共感してしまうエッセイでした。

星七えりさん

江角さんほどのベテランライターでもこんな事を感じていたのか!と驚いたが、書くことに対する恐怖、恥ずかしさなどが冒頭からさらけ出されている。「自信が無くても大丈夫」と言ってもらえている気がして、安心感が湧いてきた。

松本真実さん


文章を書いて、生きてきたい

書けないのは、自分の気持ちにフタをしているからだった!
本当は書きたくてたまらないのに、書けない人は必読。書き続けるためのヒントと、書くことで人生を豊かにするヒントが詰まった一冊。


はじめに


雑誌や書籍で京都に関連する記事を書いたり、WEBサイトで連載を執筆したりという、フリーライターの仕事を始めて17年になる。物書きの収入だけで生計を立てられたらいいけれど、いかんせん私は遅筆で、たくさん書いて原稿料を稼ぐというやり方は向いていなかった。物書きの収入だけでは思うように稼げなかったこともあり、5年前からは週に1回、大学で講義をするほか、ライターを育てる「京都ライター塾」を主宰するようにもなった。
 
子どもの頃から本を読むことが好きで、いつか自分の本を出せたらいいなぁと憧れ続けているけれど、まだ叶っていない(共著で『京都、朝あるき』いう本は出版したが、私は単著を出してみたい)。私もまだ道の途中ではあるけれど、記事がバズらなくても、売れっ子作家にならなくても、書くことを仕事にして生きていく方法がいろいろあることは、この17年で分かった。もっと稼げたらいいのにとは思うけれど、京都という地方在住で、夫とともに子ども2人を育てながら、それなりには暮らせている。
 
人見知りで、営業も苦手だし、出版社とのコネも全くなかったけれど、『京都 とっておきの雑貨屋さん』『京都 カフェ日和』など、京都関連の書籍のほか、人気雑誌の『anan』や『婦人画報』でも記事を執筆することができた。
繊細な気質に悩まされながらも、最近はそれを強みに変える方法も分かってきた。

曲がりなりにも、17年ライターとして活動してきて得た知識、経験を通して学んだことを、そして病まずに書き続けるためのマインドを、私と同じように「やっぱり文章を書いて、生きていきたい」と考える人に届けたいと思う。

それでも書く

自分の書く文章が人より劣っていて、公開するのが恥ずかしい。だから書けない。私レベルの文章で書いてもいいのだろうか。……みたいな悩みを持つ人は、多い。私もそう思っていたし、今だってそう思っている。それでも私が書いている理由は、「文章がもっとうまく書けるようになりたいから」である。つたないなりにも書き続けている限り、昨日の私より少しは成長できている、と思う。
 
いったん書いてしまうと、文章のつたなさが、明らかになってしまう。だから、書くこと、発信することは本当に怖い。もし書かなければ、私は自分の文章のつたなさを自覚することもないだろうし、誰かに何かを言われ傷つくこともない。書かなければ、誰にも下手なことがバレないから、恥ずかしい思いをすることもない。けれど、それでもやっぱり私が書くのは、もっともっと上手い文章を書けるようになりたいから、ダメなままでも書き続ける方を選んでいる。
 
私が書き続けられる勇気をもらったのが

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