【#えぞ財団】連載企画「#この人、エーゾ」⑩幕別町の農業法人北王農林株式会社・藤原さん~農業だけでなくブランディングやプロモーションで付加価値を高める!~
組織のなかで、マチのなかで、もがきながらも新たなチャレンジをしているひとを紹介する「この人、エーゾ」。今回ご紹介するのは、藤原昇さん。藤原さんは北海道幕別町の出身で、約6年間銀行マンとして、クライアントである農家の魅力や課題をヒアリングしてきました。そしてなんと脱サラし、自ら農家に!
銀行マン時代の経験も活かし、”稼げない””働き手不足””かっこよくない”農家のイメージを払しょくするために挑戦を続けています。
藤原昇:幕別町の農業法人北王農林株式会社常務取締役。1986年生まれ、幕別町育ち。北海道銀行を経て2013年北王農林株式会社に入社、2019年に現職となる。趣味は野球、麻雀。
学生時代は野球一筋。大学卒業し銀行マンになり”農業融資”などを通じ農家の魅力を知る
日本の食料供給基地ともいわれる広大な畑風景が続く十勝の幕別町に藤原さんが勤務する北王農林株式会社はあります。本社屋には自社製品や地元農産物を販売する店舗も併設されています。社屋のすぐ裏側では、トウモロコシやアスパラを育てる為の畑やビニールハウスが立ち並びます。
藤原さんは幕別町で生まれ、少年野球をきっかけに野球に没頭、高校では甲子園を目指し野球に明け暮れたと言います。立命館大学を卒業後、北海道銀行に入行、24歳で苫小牧支店に配属され、翌年むかわ町や新ひだか町などの地区担当となり、農業融資案件の営業のため農家の新規開拓を実施しました。その際、農家の経営状態はもとより、当たり前にスーパーなどに並んでいると思っていた野菜を生産するやりがい、大変な仕事に日々携わりながら農業を全く知らない藤原さんの提案に耳を傾けてくれる農家の方々の人柄に接し、たくさんの魅力があることを知りました。
「地元幕別町も農家さんが多い土地柄だったが、恥ずかしながら就職して銀行マンになってから農家の大変さややりがいを肌で感じました。単純にずっと身近だったはずの農家ってかっこいいな!と二十歳を超えてから実感しました」と当時を振り返ります。「ありきたりな表現化かもしれないけど自分たちが丹精込めた野菜や穀物が日に日に成長して、それを収穫して、出荷する。その出荷された農作物がスーパーの店頭や飲食店で日本中の人に食べてもらえるのは素敵だな」と感じたと話します。ただ、まだこの当時はまさか自分が数年後”農家”になるとは思っていませんでした。
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