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ジャズ行脚 1/47 @岡山

もともと「ビッグバンド行脚」として決行したイベントだったのに「ジャズ行脚」に改題しました。なぜなら記念すべき初回のバンド鑑賞がビッグバンドではなくコンボだから。早々に主目的から外れてイレギュラーケースな訳ですがビギナーの若気の至りとして許していただきたい。
ジャズ行脚と言いつつ観光の一環ですのでジャズ以外のコンテンツも含まれます。というかジャズ以外の話題の方が圧倒的に多いです。ご容赦を。

では。
第一回のジャズ行脚は岡山県(旅行としては香川もお邪魔してます)です。


9/6(金) 自宅→岡山

・岡山駅→岡山後楽園


諸々の鉄道を乗り継いで岡山県到着です。
岡山の地に降り立って一言、とにかく暑い。暑いです。風も吹いてない。街並み以外地元と全く変わらねえです。まず岡山後楽園へ向かいたかったので、路面電車の岡山電気軌道東山線に乗って『城下駅』へ。
以前富山県に行ったときも思ったのですが路面電車って便数多いよね。特にバスと比べて。各事業の採算の都合だろうなとは思うのですが交通機関によってここまで便数に開きが出るのは素人目線では不思議です。さあさあ社会的な話はさておき、とっても素敵な路面電車でした。市内の重要なポイントに行きやすいよう堅実に路線が組まれている感があり、安かった(初乗り120円)し、運転士さんも朗らかでした。地元のご家族と思われる方もたくさん乗車しておられ、地域に愛されている電車なんだなあと感じます。

城下駅前と路面電車


時計の長針がてっぺんを回っていたこともあり、路面電車を下車後すぐさま昼食に向かいました。
旅行においては現地で偶然見つけた店に入りたいロマン派な人間なもので、るるぶとか読まないしじゃらんnetで事前調査もしないです。観光地はともかく食事先も全部決めちゃったら仕事みたいでつまらないし、当てもなくぶらついて新しい気付きを得る楽しさを俺は知っている。そういうわけで駅周辺をクラピカもびっくりするほどに左、右、左と蛇行しながら練り歩き、ショッピングモールエリア(の近く)で目についた『食堂やまと』さんにお邪魔することにしました。お米食べないと寂しくて死んじゃう病なのでとにかく定食が食べたかったのです。

いわ・ひこう


金曜日でいわゆる会社員のお昼時間だったので既に1名先客が並んでいました。窓や扉がステンドグラスで中の風景が分からなかったけど、「並んでる=満席」と素直に判断し最後尾で待機。おのぼりさんだと思われたくない心を鼻歌で紛らわす。すると待機して間も無く『カウンターだったら空いてますよ』と前で並んでいた感じの良いお兄さんが声をかけてくださいました。想定外のコメントに「あっ、えっ?」のような動揺した返ししかできず早速おのぼりがカムアウトしたわけです。ワンポイントで登板してきた左腕投手から牽制アウト喰らった気分だよ。とどのつまり、先ほどのお兄さんが先に通してくれたわけです。本当にありがとうございます。
本題の実食ですが、食堂やまとさん、デミグラスカツ丼(商品名は”カツ丼”)美味しかったです!自分、実はデミグラスが小さい頃からそこまで得意でなかったのですが今回カツ丼を通じて克服できた感があります。おつまみのたくあんも何気に嬉しかった。


後から調べてみれば岡山でかなり有名な店&メニューだったようですね。地域の人からすればちょっとしたときに食べに行けるし観光客にとっても地域特有の食事ということで、お味含めて個人的には星5です。回転率もそこそこ良いので入店待ちになっても観光時間のロスを心配する必要はないと思われます。皆様もぜひ岡山においでになったときはご賞味くだされ。とにかく昼食の目利きに成功したロマン人間にとってはこの上なく素晴らしい船出となりました。

さて次は目的の岡山後楽園です。城下駅から歩いて5分強くらいで着きますのでアクセスは良いです。で、肝心の観光ですが、あいにく私は日本文化に造詣の浅い人間だもんで当地の歴史とかよく知らないし、そうなると外観だけで一喜一憂せざるを得なくなるわけですが、いざ入ってみるとそれはそれは素晴らしい風景でした。エリアが広いので全域は歩いてないけど廻った箇所の写真を何枚か。


なぜかネプリーグのトロッコ思い出した
園外の建物はほぼ見えない まるでディズニーランド
キモティー

中心部を見るには入場料が必要です。外周だけぐるっとするなら無料ですが一部の喫茶店と庭園を取り囲む樹木しかないので『俺は一体何を見てるんだ』って必ず嘆きます。ジョギングコースにはちょうどいいですが貴方はジョガーではないのでここは素直に¥500払って岡山の楽園を目に焼きつけましょう。わざわざ観光地来てびた一文払わない奴がいるとは思えませんが念のため忠告しときました。中入ると、辺り一面が綺麗な芝生と花々に覆われ、道中の池では鯉や亀やらアメンボが悠々と泳ぐ姿を見れます。とにかく開放感と静寂さがいい。普段ビル街に囲まれて人々の喧騒の中で暮らしてる人ほど日常から解き放たれた気分になれると思います。道中の『さざなみ茶屋』さんでいただいた抹茶アイス(¥400)も美味しかった。あまりの暑さに頭が回らず『抹茶のバニラで』とよく分からない注文をしてしまい申し訳ありませんでした。
総括、ソロバン弾きは好きじゃないですが十二分に値段以上の価値がありました。岡山駅前を廻りたい、静かでゆったりとした観光したい方には必見スポットと言っていいでしょうね。

おまけ 熊田曜子のようなポーズをとる亀(写真中央)




・岡山後楽園⇒岡山県立図書館⇒ホテル

岡山後楽園を南エリアから抜け出し、さらに南下すればすぐ岡山県立図書館に到達します。道中、岡山城ものぞむことができました。
城壁のそばでネコが日陰で涼んでいましたので思わず接写してしまいました。逃げないのね。

かわいい


かわいい
かわいい


ホテルまでの帰途で岡山県立図書館に立ち寄りました。
日常的に図書館に通い詰めている私にとって、旅行先の図書館も関心あり。まあ、図書館は基本的に本を借りるかその場で読書するかがメインだと思いますし、とりわけ何か新しい目的があるわけでなければ奇抜なコンテンツを期待するわけでもありません。しかしそれでも余暇に何気なく足を運べるのが図書館のいいところで、地元の皆様の生活を支えているという点ではある種文化的な施設ですから、見学として行く価値はあると私なりに考えてます。しかも今回は既に夏バテ状態だったため至福の憩いの場。蔵書数が豊富なので老若男女楽しく読書できそうだったし、フリースペースが適度に完備されていてとても居心地のよい図書館でした。


帰りは再び岡山駅前行の路面電車に乗り、本日チェックイン予定のホテルへ。ホテル名は敢えて言いませんが『どこで売ってるのよその帽子』とつっこみたくなる奇妙な被り物を召された某社長のホテルです。全国展開されているのにも関わらず当ホテルを利用するのは実は今回が初めてで、想像よりも華やかなサービスで驚きました。特に室内の映像作品オール無料と、露天風呂。建物や部屋の清潔感もあり、すみずみまで清掃が行き届いている。これだけでも十分おつりがきます。次の目的地に向かうまで多少時間を余してしまったため、相席食堂と大人の動画をハシゴしていました。他人に縛られず個人のペースや趣向で楽しめる、これが一人旅の良さですな。


・ホテル⇒倉敷(美観地区)+ジャズ


さて、本日のメインディッシュ、倉敷美観地区です。
岡山の各観光地の中でもかなり交通の便が良い印象。最寄りである倉敷駅までは山陽本線1本で、岡山駅チカのホテルに泊まるのであれば30分で着くことができます。倉敷駅南口から美観地区の中心地まではさらに徒歩10~15分ほど要しますが道中の店舗に立ち寄りながら進めばそこまで遠くは感じないです。ちなみに駅から北口に出ればアウトレットパークが構えておりますので、買い物好きにとっては美観地区だけでなく様々な楽しみ方ができそうですね。

南口を直進すれば美観地区に辿り着く 他ルートも可

美観地区到着。店の数は極めて豊富です。ウィンドウショッピングだけでやり過ごしても2hくらい所要するかもしれません。人力車や川舟に乗って楽しむのもいいでしょう。今回はたまたま現地で声を掛けられた外国人観光客と相席して人力車を利用してみたところ、これがなかなか楽しい。目に見える風景からは分からない地域の魅力や小ネタをたくさん教えてくださいました。あと人力車引っ張ってくれたお兄さんがものすごくフレンドリーでした。
美観地区について1点注意しておくと、エリア内のほとんどの店(特に土産屋や喫茶店)は17時頃に一斉に閉まってしまうので買い物目的であれば日中に訪れるのが推奨です。呑み屋やバーなら深夜帯までやってる店もありますが店舗数は限られます。いずれにせよ行きたい店が案外イレギュラーな時間帯で開店してたりするので営業時間くらいは最低限調べておいた方がいいような気がしました。

美観地区 昼の風景
夜の風景(手ブレ)
川舟渡し


まずは美観地区の『倉敷の犬猫屋敷』へ。倉敷中央通り(幹線道路)から入ってすぐの場所にあります。とにかく猫好きの俺にとっては嬉しい。1Fがお土産屋さんで2Fが動物と触れ合えるフロア。あいにく2Fは営業時間外でしたが1Fだけでも十分楽しめると思いますよ。店内で活躍されている猫をモチーフにしたグッズとかもあり、動物と遊んだ後だとより一層購買意欲を掻き立てられそうな雑貨がたくさんありました。あと、猫と人のハーフっぽいキャラのグッズもあった気がします。

猫を強調した看板ですが犬のグッズも売ってます


続いて「デニムストリート」です。ストリートと呼ぶほど大きな道ではなく、自転車が手押しでやっと通過できるくらいの『小路』といった道幅でしたが、店舗がズラッと並んで大盛況でしたよ。デニムやパンツ好きにはうってつけです。ただし、ユ○クロ行く感覚で入店すると金額差に撃沈するので要注意。食べなかったけどデニムソフトとかいうのもありました。
ここで小腹がすいてきたので夕食を決行。海鮮丼を食べたかったので「あぶと倉敷館 天領」さんの店前まで到着。しかし、googleさんが示す開店時間になっても開いておらず。昼と夜のタイムテーブルで営業されているのですが、どうやらお昼の時点で在庫切れとなり店じまいとなったようで、17時過ぎに僕が見にいった様子では店内には誰一人いらっしゃいませんでした。残念無念、今回は諦めました。しかし、それだけ人気のある店であることは十分実感できましたので、次回美観地区に訪れた際は必ず行けるように調整したいですね。おそらく前日までに予約しておくのが確実。



しばらく美観地区周辺をぶらついた後、ようやくジャズ観賞の時間がやってまいりました。美観地区の東エリアに居を構える『ピアノホール アヴェニュウ(AVENUE)』さんです。調べた限りだとほぼ毎日ジャズライブを開催しているようですね。日中にカフェとして利用するのも大アリです。
開演時間(20:00~)まで少し時間が空いたのでカルボナーラとブルーハワイ(クリームソーダ)を注文。ジャズのBGMを聴きながら読書しつつ右手で食事、うーん我ながら大変優雅な時間でありました。後から入店したお客さんも店員やバンドマンたちと仲良く会話されていたので比較的常連さんで賑わうお店のようです。私自身はどうしてもアウェイにならざるを得ませんでしたが、地域にねざしたジャズバーの賑わいを見れてほっこりしました。地域が盛り上がるってのは良いことですよ。外国の観光客も続々と入店し、開演時刻の頃には超満員でした。

さくらんぼがおいしい


当日の演奏バンドは「The Friday with YUKA」さん(主に金曜に演奏しているから「The Friday」というネーミングなのかなと予想してますが実のところは不明)。ホーンセクションはトロンボーンとサックスのデュオという私が今まで見たコンボでは珍しい組み合わせで、リズムセクションにピアノ、ドラム、ベースの計5ユニットでした。
20時開始で2部構成でおよそ2時間、ボリューミーでさまざまな曲調のジャズを楽しめました。とにかくかっこよかった。ブルーライトに照らされた金管/木管楽器が美しく輝きエモーショナル。演奏もとっても上手で、特にソロの小節が長い曲が多かったのでよく息が続きなあ、とかいろいろ感心してました。ベースソロで高音フレットまで腕をいっぱいに伸ばして弾きまくる姿とスライド奏法で低音のフレットに戻ってくる動きが個人的には好き。ピアノソロのまさしくこれこそ「旋律」と思える柔らかなタッチが素敵。あとドラマーさんのワイシャツが夏っぽくてよかったです。サンバテンペラードのようなビートもかっこよかった。
演奏曲目の公開は控えますがジャズ好きには分かるナンバーがいくつもあって楽しかったです。どうやらAVENUEさんのライブはYoutubeやツイキャスで生配信しているようでして、当然ながら現地のほうが充実度はあると思いますが、遠隔地からでもリアタイで鑑賞できます。

結果的な感想としては、今回に限ってはビッグバンドではなくコンボジャズを聴けてよかったなあと思います。というのも倉敷美観地区のシックな雰囲気にはコンボジャズの方が合っているからですね。ビッグバンドはまた次の機会として、とにかく倉敷の夜を楽しませてくれたアヴェニュウさんとThe Fridayの皆様には本当に感謝です。帰りの駅までの道中も感傷に浸りながら歩を進めることができました。これが音楽のいいところ。

全てが美しい


9/7(土) 岡山→高松

・岡山→児島(ジーンズストリート)

岡山と高松を結ぶ瀬戸大橋線に乗って児島駅へ向かいました。私は各停で行きました。当然快速で向かった方が早く着きますが高々20分程度の差です。よっぽど時間にシビアに巡回したいディズニーファン以外はどっちでもいいでしょう。

使用済枕木

児島駅前にはジーンズの吊るしものがずらり。駅内のセブンイレブン内にジーンズグッズが売ってました。

逆さにするとホームランで喜ぶ観客に見えますね

児島駅の西側にジーンズストリートがあります。文字どおりジーンズ取扱店舗が立ち並ぶ観光通りです。

小さいころジーンズ履いたときにあまりの似合わなさに嘆いて以降着用してなかったのですが、もしかしてコーディネートの問題だったのでは?と悟ったのが社会人なって数年後。その後も7分丈パンツとかに現実逃避してましたが、ようやく私の思惑が正しいか確かめる絶好の機会がやってきたわけです。

児島駅からジーンズストリートまで、やや寄り道込みで徒歩15分~20分かかりました。
後から知ったのですが駅前にレンタサイクルがあるようなので風を感じながらの観光もよいかと思います。ただしジーンズの店舗ハシゴすると毎回停めてまた動かしての繰り返しになりそうなのでそこだけ懸念です。あと時間帯によってはストリート内では運転しづらいかも?朝イチで行けば混雑することはないと思われる。

道中にはしまむらとショッピングモールがありました。
さすがに朝から暑すぎたので涼ませてもらいました。どちらも広々して品揃えも多くてよかったですよ。

しまむらがある街は良い街

道中にあるバスロータリーと児島図書館を抜けるとジーンズストリートが見えてきます。あてもなくブラブラするのも楽しいですが狙いの店舗があるのなら入口に掲げられてるマップを確認しておくとよいでしょう。

四股踏んでますね
雨上がりのしたたり凄そう

ストリート内はとにかく店舗数がすごい。商品選びには困らないでしょう。
「ジーンズに似合う上着」を販売している店舗がマーケティングセンスを感じて個人的にツボでした。店名忘れちゃいましたが旧野崎家住宅までの道中にあります。

で、結局、いろんな店舗を廻ったもののジーンズは結局買いませんでした。いくつも試着もさせていただきましたがやはり私には似合わなかった模様。今回は白Tに白靴でコーデ対策は準備万端だったのにな、、、
やはり僕の顔と体型が良くないのでしょうwwと今回は後ろ向きに考えることにし、またかっこいいオヤジになったら帰ってきます。
やはりジーンズストリートに来るのであればなにか1点でも買い物するとよいです。店員さんのご対応もとっても丁寧でした。本当にありがとうございました。

・児島(ジーンズストリート)→児島(中華そば こうた)

児島の旅は終わりません。
先ほどまでは西口を徘徊しましたが今度は東口です。東エリアが瀬戸内海に通じておりますのでちょっとした潮風を感じながら歩くことができます。

車道越しに撮影してしまった瀬戸内海
雑草をそのまま突っ切れば茂みから現れるプレデターっぽい絵に

異論は認めますがやっぱり昼は麺類ですよね。ということで「中華そば こうた」さんにお邪魔することに。
11時開店前に行ったのですが既に15名ほど並んでいました。
メニューとしては、当店でおそらく最もスタンダードと思われる「中華そば」、肉増しでボリューミーに食べたい人向けの「にくそば」などがあります。お子さん向けのミニサイズもあるようなので家族連れにとっては嬉しいですね。

私は基本を忠実に行きたいタイプなので、にくそばに若干目が行きつつもも「中華そば」を注文しました。肉がボリュームあって食べ応えがありました。細麺が濃いスープに絡みついていておいしい!私は細麺好きなので思わぬ巡りあわせに大変喜ばしい気分でした。あと店員どうしとても仲よさそうでよかったです。お店の雰囲気が良いとおいしく食べれるよね。
食事中に会話を小耳に挟んだのですが店主さんがラーメン展示会?のようなイベントにも足を運ばれているようで、どうやら今のメニューをグレードアップできるように日々ご研究されているようです。そういった賜物を味わうことができて幸せでした。

並んでる人の喉の渇きに配慮した自販機も完備

・児島 →(高松)→ 八栗新道(Omachi Pizza)

児島駅から再び快速列車に乗り高松へ向かいました。
岡山→高松の利用者が想像よりも多く車内は超満員でしたが、気を紛らわすためにふと窓の外を眺めてみると瀬戸大橋からの景色が非常に美しかったです。電車乗ってるだけでこれだけ景観を楽しめるエリアも珍しいのではと思います。正直富士山よりも感動しました。

高松には13時頃到着。
ホテルに向かうには早すぎたのでせっかくならばさらに高松の向こう側(東側)をマッピングしてみようと思い立ちました。
そこで、高松築港駅(高松駅から徒歩5分)からことでん長尾線ことでん志度線を乗り継ぎ、八栗新道(やくりしんみち)駅まで到達。

八栗新道駅ホーム すぐ向かいに讃岐牟礼駅(JR)もあるので交通の便よし

なぜこの駅に来たかというとピザが食べたかったから。それも「1人ピザ(外食)」というのを人生で1度やってみたかった。サイ●リアでやるにはイージーすぎるし、高級イタリアンでやるには周囲の目が気になるし、ド○ノピザのイートインでやるには面白すぎる。
最寄りの八栗新道駅を降車後、住宅街と畑道を10分ほど北上したところに「Omachi Pizza」さんというオシャレなお店がありまして、ここに白羽の矢を立たせていただいた次第です。

左奥の雨よけがある建物がOmachi Pizzaさん 右隣にはソフトが売ってる

店に来た時間がちょうどよすぎたのか店内は満席でした。店内にいた小さなお子さんも「空いてないよ」って教えてくださいました。やさしいねえ。
というわけで相変わらずの猛暑をどうにかしのぎたいところでしたがやむなく屋外席へ。しかし景色はよかった。
ラーメン屋と同様ここでもチャレンジングなオーダはせずに、マルゲリータの”ハーフ”(¥500)を注文しました。ピザが焼きあがるまでちょっと暇だったので駐車場の前でぬれタオルをぐりんぐりんまわしたりラジオ体操のふりしてました。はたから見れば奇人ですね。1人ピザやってる時点で奇人だろとかいうツッコミはナシでお願いします。

キャッチボールしたくなる駐車場

”さてさてピザが到着。ありがとうございます。
と思った矢先、アレ?これが「ハーフ」?

ということで、どうやらOmachi Pizzaさんで通常の”ハーフ”を注文するとチェーン店で良く聞く「ハーフ&ハーフ」つまりは円形サイズの状態で出していただける模様です。(実際に2種類ハーフハーフが注文できるかは分からないのでググってください)
ちなみに"レギュラー"サイズで注文するともう一回り大きなサイズで作ってくれるらしい。
マルゲリータは生地にコシがあって食べ応えがありました。6枚と結構ボリュームありましたが小食気味の僕でもペロリといけましたよ。お味も大変すばらしく、外気の暑さが気にならないくらい食事を楽しめました。
高松駅から40~50分ほどと多少距離がありましたが頑張ってここまで来て良かったと心から思えましたね。しかもこのサイズで¥500です。主夫/主婦にはきっと嬉しいでしょう。高松来たらまた寄ろー!
 ※観光の場合でも店前に駐車場があるのでレンタカーで訪問可能
 ※当日のピザ生地がなくなった時点で営業終了となるので注意

挿絵:駅までの風景と食べかけの抹茶アイス

八栗新道 → 高松

さて高松に戻ってまいりました。2日目のメインは高松駅です。
といっても、ここでやりたかったことはただ1つです。それは、さだまさしさんのライブ観賞です。香川に来る機会はなかなかないので何か理由をつけていくとなるとやはりライブになるわけです。ジャズ行脚とか豪語しながらも今回の旅行はとにかくさださんを見たかった。日本を代表する往年の邦楽ミュージシャンをぜひ1度はお目にかかりたかったのです。

ホテルにありったけの荷物を下ろし、コンサート入場券をセブンイレブンで発券してなかったことに気づき慌てて取りに行ったあと、高松駅の沿岸沿いにある「レグザムホール」を訪問。

当然ながら座席は超満員。客層はご年配の方が多かったかな?それでも僕と同じ年くらいのいわゆる「世代じゃない」層の方もいらっしゃいました。
日本全国各地のライブに参加する熱狂的なファンもいるようで、さださんの一言どころか一挙手一投足にまでリアクションする感度の良さっぷりをご披露されていました。加えてジャニーズファンに負けず劣らずの黄色い声援。基本何にも冷めがちな私には到底できないノリでした。イヤー恐れ入る。

さださんのライブはとにかく照明/音響演出が素晴らしかった。今回はステージ後方に高松駅の駅舎のイラストを掲げ、列車が駅に入る音に合わせてさださんが登場。ライブ終了時には列車に乗ってさださんが後を去る、といったストーリー性の高い演出でした。また、曲のそれぞれの風潮にあった色とりどりの照明がてらされ、言うまでもなく楽曲自体の美しさもあいまり、とかく見る人に感動と快楽を引き立たせてくれるライブでした。

ライブのコンセプト上、比較的マイナーな曲の演奏が多く、関白宣言くらいしか歌えない私にとってはほとんど初見の曲だったのですが逆にそれが新鮮でよかったです。それでも途中で「北の国から」を歌っていただき、観客全員で合唱したときはあまりの壮大さにさすがに涙がホロっとしましたね。

さだトラック

瀬戸内の心地よい風を浴び、ライブの演奏を思い出しながら最高の気分でホテルに戻ることができました。
素敵な夜だった。

3年に1度食いたくなる駄菓子シリーズ

9/8(日):高松 → 丸亀

・丸亀サイクリング🚲

さだまさしライブというビッグイベントを乗り越え、最終日は丸亀へ。
もともと麺を食べたくて行きたかった。しかし泊まったホテルの朝食がそれはそれは立派で、ちびまる子の小杉も舌を巻くほどの暴飲暴食。
そのため丸亀に着いた頃にはとても食事する気分ではなかったのです。

丸亀の地図を見る限り全体的に店舗間や観光地との距離感が遠かったので私の自慢の脚力でも回り切れる自信がなかった。そこで駅前すぐにレンタサイクル屋さんがあったので自転車を拝借。
しかも丸亀のレンタサイクル、かなりお得です。正確な料金体系忘れちゃいましたが確か3~4hくらいで200円でした。どんなに予算の少ない人でもケチるところではないと思います。スタッフのおじさまも丁寧な対応で印象良かったです。

しかも私の借りた自転車が超かわいかった。
道中、丸亀高校の生徒と思わしき人たちにすれ違いざまに笑われていたような気がしたのですが、おそらくこの動物のイラストのおかげでしょう。10代の多感な時期なら顔真っ赤にして恥ずかしがったでしょうが今やそんなプライドはございません。少しでも注目の的になれて私は光栄です。

亀じゃないのね

まずは丸亀城へ。正直中に入るほどの気分がわかなかったので外周をぐるーっと自転車で回ることにしました。とにかくこの日も暑かったので少しでも水気と風を浴びることができてよかった。

城は写さないスタイル

いい運動をした後は冷房が欲しい。
駅からちょっと離れたところにある「グッドネイバーズコーヒー」さんにお邪魔しました。シックな雰囲気の喫茶店で素敵でした。

経路に選んだ丸亀駅→グッドネイバーズコーヒーに向かう大通りがなかなかサイクリングに快適でした。道幅が広いので走りやすく、道中に土器川と大きな河川敷があり、川自体には特に何もないですが息抜きにはもってこいです。あと川沿いに「骨付鳥一鶴」さんという名店があるのでこちらで昼食/夕食を楽しむのもいいと思いますヨ。
丸亀のサイクリングで楽しみたい場合は駅改札の出口付近にあるマップを入手しておくと良いです。

骨付鳥一鶴さんに行列が
自転車とラブホのコラボ


・丸亀駅 → 宇多津駅

少しだけエンタメなことしたいなあと思い立ち、丸亀駅のすぐ隣にある「宇多津駅」を訪問。
駅近の「スポーツドーム 宇多津」さんのバッセンで体を動かすことにしました。普段ジム行ってるのですが旅行中はいけないので身体がむずがゆくなっていたのです。

通い詰めてる地元のバッティングセンターがただボールを放る機械が見えるだけの無機質なスタイルだったので、スポーツドーム宇多津さんのマシンが映像付き投球で衝撃を受けました。神宮球場じゃん。
投手は読売巨人軍の投手が多いみたいです。こちらで投手を選ぶことはできなかった気がしますが、両打席コーナーで100kmを選択したら桑田真澄がでてきました。お久しぶりです。
最近たまたまYoutubeでみたソフトバンク近藤選手のティーバッティングの練習スタイル(左手首を返さない)をそのまま打席に実践したら結構打てました。1球顔面に直撃してつらかったですが。。

続いてピッチングコーナー。こっちは全然ダメだった。9的中2的しか当たらなかった。。。

スポーツドームで汗を流した後、銭湯「しおはまの湯 四国健康村」を訪問。
旅行では必ず銭湯に行くようにルーティーン化しているので良きタイミングでした。銭湯自体はとても快適でした。サウナと露天風呂の敷地が広かったのが大変良かったです。
が、休憩所での客の治安がちょっとよくなかったかなあ。。。場所取りがひどすぎるというか、行列並べないあたりとか、、という感じで気がつけば銭湯ソムリエみたいになっていました。

まあ、3日目の旅はこんなもんですw
撮った写真を投げ置いて本記事は〆とさせていただきます。

なんて鳥だろうか

終わり


(次回 ジャズ行脚 2/47 @東京 に続く)