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重厚であたたかな調べ:牛田智大さんの室内楽プロジェクト 2024/10/22
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牛田智大さんとコントラバスの加藤雄太さん、カルテット・アマービレというメンバーによる室内楽。
室内楽に精力的に取り組んでいらっしゃる牛田さん。今度はショパンコンチェルト!ということで、東京オペラシティに。
この日は平日、にもかかわらず、ほぼ満席。
現役世代も多く、お休み取った方も多かったのでは。
プログラムは
ショパンピアノ協奏曲第1番と第2番。
過去のショパンコンクールで第二位になったケヴィン・ヶナーと作曲家でチェリストのクシシュトフ・ドンベクによる編曲版。
いつものピアノパートじゃないところでピアノが入ったりする面白さがありながらも、大好物のピアノの調べはちゃんと聴ける。
何より全体の音楽としての音の重なりが重厚ながら優しくあたたかく・・・癒やされる。
第2番は牛田さんがショパコン2次で終わった直後のコンサートでちょっと元気のない演奏を聴いていたので、今回自信に溢れた響き渡る演奏がより一層素晴らしく感じました。
実は第1番推しの私ですが、今回第2番の良さに改めて気付いたような気がしています。
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アンコールはメンデルスゾーン。美しい曲でした。
2曲目は予定していなかったのでしょう。舞台上でちゃちゃっと準備。牛田さんは楽譜持ってきていなかったけど、「大丈夫?」「大丈夫」みたいなやりとりあり。そりゃ数多く演奏してる曲なので、楽譜要らないでしょう。おかわりあって大満足。
本当に素晴らしい時間でした。
牛田さんのコンチェルト、またオケのを聴きたいです。
さて、休憩時間前に、協賛のお菓子屋さんの紹介が、牛田さんとメンバーからありました。その後、予想していましたが、売り場は大変な混雑に。どんなのかな?と並んでいるうちに、同調圧力に押されてつい購入。
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カルテット・アマービレの皆さま、加藤雄太さんとの6重奏公演にお越しくださった皆さまありがとうございました。ショパンの協奏曲がもつ室内楽的な面白さを皆さまに再発見していただけたのではないかと思っています。そして編成規模の面で2曲の間に差がなくなったことで、作曲順ではなく出版順で演奏し… pic.twitter.com/pGHlb8e7f3
— Tomoharu Ushida Official (@TomoharuUshida) October 23, 2024