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45年ぶり(?)のピアノレッスン②~電子ピアノ買い換え
自由に楽しんでいた時期
高校生でレッスンを辞めてからも、時々は弾いていました。
短大生になり、社会人になっても。
逆にレッスンがなくなって、自由になり、ベートーヴェン、ショパン、リスト、ブラームス・・・・好きなように。
ハンガリーのピアニスト、デジュー・ラーンキがリストのメフィストワルツを弾いていたのを、コンサートで聴き、雷に打たれたような感覚。
これを弾けるようになりたい!と。
もちろんベレゾフスキーさんのようには、弾けませんでしたが、ゆっくりテンポで通して弾くことができるまでにはなりました。
この頃は、ある程度ピアノが弾けることの嬉しさを感じていましたし、ちょっとしたパーティなどで伴奏や簡単な曲の演奏を頼まれれば、ホイホイと引き受けて人前で弾いたりもしていました。
20代半ばになって、キャリアについても真剣に考えるようになり、仕事が忙しくなりピアノに触れる時間がなくなりました。そして、生活にも変化が出て、実家を出ることに。
当然ピアノはありません。
しかし、いつでも思い通りに弾ける・・・と、当時は思っていたのでした。
「老人の運動会」状態に
数年はピアノのない生活。ただ、実家に帰った時は、たまにピアノに触れていましたが、まさに「触れる」程度。
これでは、まずいとさすがに思い始め、電子ピアノを購入。
既にクラビノーバは発売されていましたが、財政的に余裕もなかったので、購入したのはテクニクスの数万円のもの。一応、タッチが生ピアノと近めのものにしましたが、オルガンみたいなものでした。
楽譜を実家か何冊か持ち込んで時々弾いていましたが、生ピアノとは音響が全く違い、音が続かない。月光ソナタの第1楽章の左手の音が続かず途中で消えてしまいます💦
何ヶ月かに一度弾くか弾かないか・・・・になっていきました。
そうなると、当然弾けなくなります。
まるで「老人の運動会」状態。
リスト、ベートーヴェン、ショパンどころか、テクニカルには難易度が低いモーツァルトもヨレヨレ・・・・。
そうなると、弾きたくない。で、弾かない。
そのまま長~い時が過ぎました。
私もこうなりたい!
ある時、目にした動画に衝撃を受けました。
感動しました。
そろそろ老後についても考え始める時期、いつかは施設のお世話になるんだろうななんて思っているところに、この動画。
おまけに、
シューベルトの即興曲Op90-4
そう。小学校の時に上手に弾けて褒められた曲です。
「私も将来老人ホームに入所した時にピアノを弾きたい!」
(現実的には、ピアノがある老人ホームというのはグレードが高く、入れないような気もしますが😄)
再度、ピアノを練習しよう!と決意しました。
で、まずやったのが電子ピアノの買い換え。
形から入るタイプです。
YAMAHAのクラヴィノーバCLP-645
タッチは生ピアノにかなり近いです。
漸く以前より「弾く体制」にはなりました。
が、ここからの道のりがまた長い。