ゆとりの牛田智大さんラフ2♪と驚愕のプラハ交響楽団 2024/01/09
今年のコンサート始めは、
プラハ交響楽団のニューイヤーコンサート。
牛田智大さん共演の回。
曲目は
ドヴォルザーク:「伝説」より 第3曲 ト短調 Op.59-3
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18(ピアノ:牛田智大)
ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」
お目当ては牛田くんのラフ2。
数ヶ月前に行ったリサイタルでは、まるで修行僧の様相。ちょっと突き詰めすぎじゃないかなあと、正直聴いていて少し苦しくなりました。
今回のラフ2。
以前浜松国際コンクールのドキュメンタリーでのインタビューで、「故中村紘子さんが『あなたはこの曲をロマンティックに弾くと思う』と仰った」と答えていたことを記憶しています。
柔らかさと切なさと、時に鋭さが感じられ、前回のリサイタルで感じた修行僧モードはなく、余裕と安定感が伝わってきました。きれいな音がよく響きます。また弾き方が進化したような気が。指揮のトーマス・ブラウネルさんとのコンビネーションもよさそうで、よく鳴るオケともとても調和していました。
新年早々、いいコンチェルトだったなー。
そして、休憩後に「新世界」です。
これは大好きな曲。プラハ交響楽団だったら素晴らしい演奏だろうとは予想していました。
始まった途端、うわー、これは凄い!
何かわからないけれど、とにかく凄い!
弦楽器も管楽器も打楽器も、個々のレベルはもちろん超一流なのでしょうが、それが調和するとこんなになっちゃうのね。
目を見開いて聴いて観ていて、終わった時には目がカラカラになっていました。終わった瞬間「ブラボー」があちこちから。近くの男性も叫んでいらっしゃいました。
帰りのエスカレーター(芸術劇場は地上に降りるまでのエスカレーターが長い)では、あちらこちらから「オケ凄かったねー」「オケよかったねー」との声が。
個人的には、ティンパニーの方に惹きつけられました。
タキシードを腕まくりして、踊るように演奏。本当に楽しそうでした。
パーカッションメンバーには日本人と思われる方もいて、特にトライアングルの音色が美しかったです。
帰宅して、「このオケ、もう一度聴きたいな」と思い、「一応」サイトをチェック。スケジュールとお値段をチェックし、「つい」チケット買っちゃったのでした😄
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