ヤン・リシエツキさん、素敵な演奏に出会った@東京・春・音楽祭
上野で「東京・春・音楽祭」というのが4月16日まで開催されているのを、お友達の投稿で知り、スケジュールが合ったコンサートに行ってきました。
https://www.tokyo-harusai.com/
ヤン・リシエツキさんというカナダのピアニスト。
実はどんな方か知らなかったのですが、Youtubeで演奏を聴いたらとてもインパクトある演奏。そこで、チケット申し込んでみました。
https://www.tokyo-harusai.com/program_info/jan-lisiecki/
プログラムはオールショパン。
エチュードとノクターンで23曲。アンコールはバデレフスキを1曲。
最初は大人し目にスタート。
徐々に調子が上がってきた模様で、5曲目(エチュード4番)あたりからゾーンに入った演奏。その後は、ピーンと張り詰めたもの凄い集中力。
そして、ピアニシモの弱い弱い音がすごくよく響く。どうやったらあんな音が出るのでしょうか。
ブラボーな演奏でした。
ヤン・リシエツキさん、背が高い!ピアノが小さく見えます。
膝下が長すぎて、鍵盤の下に入っていませんでした。
コンチェルトも聴いてみたいと思い、コンサートを探しました。今月東京オペラシティであるみたいですが、Sold out😢
またの機会に行くことにします。
さて、このリサイタルには「夜の詩(Poems of the Night)」という名前がついていました。
リツエスキさんご自身によるプログラムノート。
「今夜演奏する作品は、調整を展開しつつ組まれており、あたかも本のなかの詩編を想起させると思います。各々が異なったスタイルで、独自の特別な物語を語り、それは聴く人によって様々に解釈されるでしょう。」
「それらは内省と省察の空間であり、同時に私がショパンの音楽において最も大事にしているものが具現しています。すなわち、薄く強いメロディ、革新性、そして、なかでもとりわけショパンの音楽の特徴であろう純真さと洗練された気品とが、まったく無理なく料率しているのです。」(一部引用)
リツエスキさんの表現したいものが伝わってくるプログラムノート。後になって読み返してみて、ある独特の世界を創り上げていたことが思い出されます。
また来日された際は、コンサートに行きたいと思います。
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