グーアンさん、グッチさん、そしてルイサダさん:ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2024② 2024/05/04
ラ・フォル・ジュルネ2日目です。
今日もプログラム2コマ。
音楽祭はこれまで聴いたことのない演奏家に出会える楽しみがあります。今日はそんな日。
まず、ラフマニノフコンチェルト2曲。
昨日はホールAの前から数列目で、音が頭から振ってくる感じでしたが、今日は18列目のよさげな席。
指揮はキンボー・イシイさんで、オケは東京21世紀管弦楽団。
ナタナエル・グーアンさんで、パガニーニの主題による狂詩曲。
グーアンさん、スタイルいい!脚長い!モデルみたいです。
長髪で、こちらのページとの印象はちょっと違います。
なかなか軽やかなパガニーニでした。手も大きいのでしょう。余裕ありそうでサラッと弾いていらっしゃいました。
ここで、感じたのは、18列目ってあまりピアノが聞こえないな・・・ということ。国際フォーラムのホールAは大きすぎて、クラシックには正直きつい。以前1Fの後ろの方で音が全然聞こえなかったので、必ず前方を取るようにしています。
次は、マリー=アンジュ・グッチさん。
この方は、動画で観たことがありました!
パンツスーツで颯爽と登場。このまま金融街歩けそうな感じ。
で、ラフマニノフコンチェルト3番。驚きました。凄い音量というか、音響。響く、響く~。グーアンさんと同じピアノだよね?迫力も表現も膨らみあって素晴らしく、嵐のようなラフ3にすっかり巻き込まれ、瞬き忘れて聴き入りました。すごい、すごい👏👏👏
グッチさん、今後注目です!
さて、次はマスタークラス。
ジャン=マルク・ルイサダさんが先生。
ルイサダさんは演奏されるコマを取りそびれたため、マスタークラスに。
1985年ショパンコンクールでブーニンが優勝した時に5位だった方。
最近は角野隼斗さんの先生としても時々SNS等に登場されています。
生徒さんは東京藝大の鶴原壮一郎さん。曲目はラヴェルの夜のガスパールから「スカルボ」。難曲です。
ルイサダ先生、ユーモアあって、楽しい。でも、指摘は鋭い(当然!)。
私はラヴェルなんて難しい曲を弾くことはまずないのですが、どういう風に音を出すのか?ラヴェルの弾き方ってどうやるの?と、興味津々。
鶴原さん、一度弾いたのですが、当然上手い!弾けてるやん!と思いましたが、最初の一音から直しが入ります。
音の出し方(手の使い方、指づかい)、姿勢、指の筋力トレーニングの仕方はもちろんのこと、この曲の世界観について。映画とも結びつけながら。すごい熱血指導。
ピアノって大変~~~💦
1時間の予定が30分オーバー。(「予定ある人はどうぞ抜けて」と最初にアナウンスあったので、途中で会場を出る方もいらっしゃいました。)
ラヴェル、きれいだとは思いつつ、よくわからない曲が多いという印象なのですが、今日のクラスで少し見方が変わりました。1日目の萩原麻未さんの演奏がいかに素晴らしかったかを思い出しました。
音楽の専門家や勉強中らしき方も多く、楽譜に書き込みをされていたり、メモを取ったり、先生の指示に合わせて指を動かしたりしている方があちこちに。「スカルボ」は亀井聖矢さんがTVで弾かれていて、すごい曲としか印象がない私はただただ凝視し続けていましたが、大変勉強になりました。
今日の生徒さんのレベルの足元にも及びませんが、今、音の出し方等学んでいる最中なので、コツコツ頑張ろう!と。
ラ・フォル・ジュルネといえば、キッチンカー。
美味しそうなものがいっぱいで大賑わい。ただ、食べるスペースが少なく、大混雑の中座る場所を見つけられた試しがなく、諦めています。今回も諦めて、周囲のビルにて腹ごしらえしています。