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この株やっぱり割安なんじゃね?

昨日までは定量的な部分を分析してきました。
方向性としては、売上は伸びてはいるけど、利益は減少中。そのため株価も現状傾向でした。
しかし、固定資産や関係会社株式などの増加から予想するに、先行投資的にまずは店舗網を拡大していこうと考えているのではないかということで、極楽湯ホールディングスの定性的な部分も今日は見ていこうと思います。

まず、極楽湯ホールディングスのホームページのロゴについてを見ていきましょう!
https://www.gokurakuyu-holdings.co.jp/corporate/logo.html

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極楽湯ホールディングスのコーポレートスローガンは、

「ゆ」から世界を新しく。

なんですね!
いいですね!応援したくなるコーポレートスローガンですね。
日本だけではなく、世界を見据えてビジネスを行っていることが伝わってきます。



次に、ホームページのトップメッセージを見ていきましょう!
https://www.gokurakuyu-holdings.co.jp/corporate/message.html

定性的といいながらもいきなり定量的な話になりますが、メッセージでは以下のようなことが語られていました。

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昨年も国内外で店舗網を拡大しました。

日本では、3月に都心に直営「RAKU SPA 1010(銭湯)神田」をオープンし、7月には「温浴施設5店舗」を譲受しました。
中国では、2月に中国吉林省の長春市に直営「極楽湯 欧亜温泉館」、10月に上海市宝山区にFC「極楽湯 宝山温泉館」をオープンしました。

現時点で、日本の温浴事業は45店舗(直営30店、FC15店)、飲食事業2店舗。 中国は8店舗(直営4店、FC4店)の温浴事業を営んでいます。
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なるほど。
やっぱり昨年は店舗網拡大に重きを置いていました。
M&Aも行ったようですね。(関係会社株式はこれでしたか。)
さらに中国では2店舗、FCも上手く活用しながらしっかりと店舗数を増やしていっていますね。

本来は稼いだ利益の中から投資を行い、赤字にならないようにコントロールできた方がいいのですが、極楽湯ホールディングスには拡大を急ぎ理由があったように思います。

それが、「東京オリンピック」です。

新川社長は聖火ランナーも務めるようですね。
オリンピックが始まれば、多くのインバウンド客が日本を訪れます。
さらに今回は中国からのインバウンド客が非常に多くなりそうな気がします。
そう考えると、今の内に中国に店舗を出しておいて、認知度を高めておいた方が、日本側での来客もより多くの来客が見込めるようになると思います。

このように考えると、未知数ではありますが、株価がここまで下がっているのは少々下がり過ぎのように思います。
オリンピックシーズンにしっかりと売上を伸ばしていくことができれば、株価は大きく飛躍していくでしょう。(新型肺炎が水を差しそうな雰囲気はありますが…)

もし、私が極楽湯ホールディングスのCFOなら、中国と中国以外の国(ドバイやタイ)でM&AかFC展開をもう少し加速させる提案をするかもしれません。
現状、利益を減らし、キャッシュも減らしている状況ですが、オリンピックでのインバウンド売上と、オリンピック後の海外事業売上を考えると、今の内にどれだけの認知を作っておけるかによって、競合に対してしっかりとシェアを確保できるようになると思います。
資金については、かなり厳しいですが、金融機関に協力を訴えるか、大手企業との一部資本提携を行うことで何とかなると思います。
僕は決してイケイケの経営方針を持っているわけではないのですが、今は何よりも世界のスパ市場のシェアを一気に確保するチャンスなので、周りの協力を上手く得ながら攻めていく方が戦略としては良いのではないかと思います。


とりあえず、ホームページからはこんなところで。
明日は有価証券報告書の中の定性的な部分を見ていきたいと思います。


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