映画 「ダイ・ハード」 ③
好きなシーンの多い本作ですが、特にお気に入りが序盤のテロリスト登場シーン。
ナカトミビルの地下駐車場に入ったトラックの荷台のドアが開き、ぞろぞろとテロリストが出てくるシーンは鳥肌モノ。
リーダーのハンス・グルーバーが先頭ではなく、3・4番目に顔を見せる演出がこれまたニクい。
また本作の魅力的な要素として悪役全員のキャラが立っていること。
リーダーのハンスは文句のつけようがないとして、そのハンスの右腕的存在のカールに、その弟トニー。
金庫破りのテオや、爆薬担当のマルコのように名前もあって見せ場もあるキャラもいれば、名前こそ出ないがロケット砲で応戦するヤツなど、揃いも揃って悪役のキャラが立っていて変な意味で愛おしくなる。
特に自分が好きなキャラ、と言うより印象的だったのがチョコレートを盗み食いする東洋系のユーリ。
こういった細かいシーンまで演出が行き届いているのも良い映画の条件だと思います。
ちなみに彼は他の映画でもまんまこの姿で出てくるのですぐに分かる。もちろん悪役に徹底している安定っぷり。
「ラスト・アクション・ヒーロー」のアイスコーンもgoodでしたよ(笑
ここまで書いてきてふと思ったのは、本作はテロリストではなく強盗集団でしたね。
シリーズは2以降も大好きですが、ここまで悪役にキャラが立っていなかったのが残念でした。
このステッカービジュアルのポスターを「ダイ・ハード2」の劇場公開時に映画館で見たんですが、どんなに検索しても出てこない…あれは非売品だったのかなぁ。