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次の日、彼女に会うのが楽しみになった。 その映画のサムネイルは有名俳優の顔のアップで、映…
あと半月もすれば32歳の誕生日を迎えるというのに、いまだに寝ている最中に「学校いつからだっ…
正しくなりたい。 常にそう思っている。 正しさって結局自分の為にしか使えないけれど、私は自…
幻想も幸福も快楽も味わった。あとは思い出だけで生きてゆける。そう思った時期もあった。音楽…
最近のわたしはどうにも疲れが取れず、身体もだるければ心もどっしり、どんよりしていた。何故…
あの頃の自分は、書くのが好きだったのか、人に認められたくて書いていたのか、今となっては、…
春の狂気がもう和らいでいる気がする。芽吹きのエネルギーは、蠢く虫たちの希望は得体が知れない。今年は梅も張り合いなく咲いただろうね。 カタイ冬になる、と言われていたけれど、私自身はそうは思っていなかった。あの夏の長びきかた、下手な幕引きからして、きちんと冬が立ち上がれるわけがないと思った。その通りだった。地球は変わってきているのかな、とも思う。たんなる気紛れやもしれぬけれど。 そうとは言っても、今年の冬のあいだだって気分は落ちた。まだ見ぬ人生を恨んだ。フィンランドの冬はマイナ
ちょっぴり虚しいなと思う時、いつでもわたしはご満悦なところがある。 そんな人間だから。そ…
2000年生まれが来年にはハタチだってさ。時の流れって早いもんで。 2019年が終わろうとしてい…
ケータイ(スマホ)でnote書くのってなんだか慣れないし違和感あるな、しかも別段書きたいことが…
自分をマトモにしていたのは結局、制約だったのだなと思う。 わたしに自由は扱いきれない。 …
自殺願望があった。希死念慮と二日酔いで重たくなった、肉塊としか思えない身体。を、引きずっ…
ふと、鏡に映った自分の顔を覗き込んで、26歳かあ、と呟いた、呟かざるを得なかった。 久し振…
昔から忖度する人間だった。こどもの頃から。 期待に応えたかったし、必要とされたかったし、裏切られたくなかったから。 小さい頃から本だけは読んでいた気がする。暗いところで本を読むから目が悪くなったんだと小学一年生の頃に言われた。 5、6歳の頃は決まった日にくる移動図書館が楽しみで、あれはいわゆるワゴン車だったのだろうか、見開きページみたいにぱかっとひろがるあの車には、たくさんの童話や神話や冒険、知識が詰まっていた。絵本をトレースして幼稚園で紙芝居として披露したこともあったっけ。