「とうもろこし」の種類
夏が旬の代表的な食材の一つとして「とうもろこし」があげられます。
そこで、今回は、「とうもろこし」の種類について、ご説明いたします。
■主なとうもろこしの種類一覧
1.スイートコーン
2.ポップコーン
3.デントコーン
4.フリントコーン
5.ワッシーコーン
6.ソフトコーン
1.スイートコーン(甘味種)
一般的に食用として用いられ、「とうもろこし」と呼ばれるのはこちらのスイートコーンです。
近頃、生で食べられる品種も栽培されるようになり、甘さとみずみずしさ、その皮の柔らかさから、まるで果物のように食べられるとうもろこしとして、今注目を浴びています。
スイートコーンにはさらに3つの種類に分けられています。
(1)ゴールデンコーン(黄粒種)
全ての粒が濃い黄色のとうもろこしのことをいいます。そのためゴールデンと名付けられた品種が多いです。
(2)シルバーコーン(白粒種)
白粒種のとうもろこしです。小粒でつやがあり、粒皮が軟らかく甘みも強いのでサラダに向いています。
(3)バイカラーコーン(バイカラー種)
一代雑種で、黄色と白が3対1の割合で入っています。アメリカで育成され、もっとも甘味が強いとされ、現在、日本において、とうもろこしの主流になっています。
2.ポップコーン(爆裂種)
お菓子のポップコーンを作る際に使用する品種です。爆裂種は粒の皮が非常に硬いのが特徴です。
乾燥させることで硬くなるのですが、他の種類のとうもろこしの粒は乾燥させても、ポップコーンほど硬くならないので、お菓子のポップコーンには適していません。
硬い粒を加熱することで、粒の中の水分が水蒸気となり膨張し、皮が圧力に耐え切れず程よい具合に皮が破れて完成します。
3.デントコーン(馬歯種)
主に乾燥させて、牛や豚、鳥などの家畜の飼料として利用される種類です。
成長過程で糖分がデンプンに変わってしまうので、そのまま食べることには向きませんが、そのデンプンを利用した「コーンスターチ」は私達の生活のいろいろな場面で使用されています。
4.フリントコーン(硬粒種)
加工して食用または家畜用飼料や工業用の原料に利用される種類です。
角状デンプンと呼ばれる硬いデンプンが粒の全体についているのが特徴で、メキシコ料理のタコス「トルティーヤ」に使われています。
5.ワキシーコーン(もち種)
粒の中のデンプンにもち性があり、若いうちに収穫して蒸すと、もちもちとした食感があるのが特徴です。
日本にも数種の在来種があり、白、黄色はもちろんのこと、黒、紫などの色の「もちとうもろこし」として食べられてきました。
完熟させると粒の表面がツルツルになり、ワックスをかけたようだ。ということから名前をつけられたともいわれています。
6.ソフトコーン(軟粒種)
主な原産は南米の高原地帯です。
粒の大部分がやわらかいデンプンで形作られていて、実がくだけやすく断面が粉状になるのが特徴です。
含まれているデンプンの多くがしなやかで濃度の薄いものであるソフトコーンは、粉にひきやすい種類といわれています。
参照元: 「トウモロコシ ノ セカイ」Webサイト
以上
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