日本は世界6位の面積を持つ海洋国家です
〈目次〉
1.はじめに
2.排他的経済水域の面積
3.EEZ排他的経済水域とは
4.拡大が認められた大陸棚(延長大陸棚)
1.はじめに
日本の国土面積は約38万K㎡ですが、「領海」と「排他的経済水域EEZ」と「延長大陸棚」を含む面積は465万K㎡あり、世界第6位です。その大きさは日本の国土の約12倍の広さがあります。
2. 排他的経済水域の面積
日本の排他的経済水域の面積(約405万K㎡)は、陸地の面積に例えると、アメリカや中国、ブラジルの陸地面積の約半分に相当し、インドとパキスタンやバングラデシュ・スリランカの4か国を合計した面積と同じぐらいに相当しています。
また、海底資源の点でも、太平洋側や日本海でのメタンハイドレードや尖閣諸島周辺の石油埋蔵、南鳥島周辺のレアメタルなど多くの可能性を秘めています。
3.EEZ排他的経済水域とは
領海(約43万K㎡)の外側にあって,沿岸国がその水域のすべての資源(生物,非生物を問わず)の探査,開発,保存,管理および同水域のその他の経済的活動について排他的な管轄権をもつ水域のことです。
国連海洋法条約(1982採択)上の正式名称は、上記のとおりですが、経済水域,EEZ とも略称されています。
領海と公海の中間に位置する第3の新しい水域にあたります。つまり、資源利用その他の経済活動の面では領海に同じく,航行,上空飛行その他の国際コミュニケーションの面では公海に同じという性格をもちます。
国連海洋法条約において、この水域は,領海の基線から測って200カイリ(370.4キロメートル)の範囲内に、排他的経済水域を設定できます。
4. 拡大が認められた大陸棚(延長大陸棚)
拡大が認められた大陸棚を含めると、日本にとっては、レアメタル(希少金属)など海底資源の採掘権を主張できる範囲が広がることになります。
以上