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インドネシアってどんな国
若々しく、元気あふれる魅力的な国
近年、東南アジアの成長が著しい。東南アジアの中でも、インドネシアは東南アジア諸国連合 (ASEAN) の盟主である。また、インドネシアは群島国家であり、地理的に日本に似ている。今回、同国の主な特徴について解説する。
1.若年層の人口比率が高い
・インドネシアの人口は、2億7,910万人(2022年)と世界第4位、東南アジアでは最も人口の多い国で、現在も毎年増加している。
・65歳以上の比率が日本の29.1%に対し、同国は5.5%で、平均年齢が29歳で若年層の人口比率が非常に高い国である。
2.目覚ましい経済成長
・2015年の実質国内総生産(GDP)成長率は4.79%だったが、毎年5~6%の成長率を維持している。
・日本を含めた先進国にとって、インドネシアは現地生産地としてのコスト面にとどまらず、この国自体の経済成長が見込める、大変魅力的な国である。
3.国内の紛争が起こりにくい
・イスラム教徒が90%を占める国ではあるものの、いわゆるイスラム国家の体制をとっていない。そのため、大きな反政府組織やクーデターが起こりにくい。
4.インドネシア政府のバックアップ
・インドネシア政府は、政府が管理する労働市場情報システム(IPKOL)を通じて、「求職者(インドネシア人本人)と「求人者(雇用する日本企業)」の双方がマッチングできることを推奨している。求職者の履歴書もそのサイトを通じて確認でき、言葉に支障がなければ、求職者に直接アプローチしていくことも可能である。
5.新しいことに意欲的な国民性
・インドネシア人は、新しいスキルを学ぶことが好きである。加えて、新たなことを取り入れることに意欲的な国民性を持つ。
・多くの現地語と方言を持つ多民族の国として、ほとんどのインドネシア人は2つ以上の言語を話せる。他の言語を学ぶことを苦にしない。日本語についても早期な習得が期待できる。
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歴史的な経緯もあり、インドネシアは親日国である。日本にとって、ビジネスや旅行先として、今後、更に人気が高まると思われる。引き続き注目していきたい。