異常気象について
今年は秋のおだやかな気候の時間が短くなっているように感じられます。特に夏の猛暑が続きました。
今回、異常気象について調べてみました。以下に解説いたします。
〈目次〉
1. 異常気象とは
(1)種類
(2)要因
(3)極端現象と地球温暖化
2. 近年の異常気象の状況
(1)世界の状況
(2)日本の状況
3. 今後について
1. 異常気象とは
異常気象とは、地球上で今まで経験した気温や気候から、かけ離れた気象のことです。
例えば、ここ何十年で経験したことのない暑さや大雨、暴風等を指します。
(1)種類
異常気象として扱われることが多い気象は以下の通りです。
大雨、洪水、台風、ハリケーン、
干ばつ、熱波、寒波
洪水は気象にあたりませんが、気象で起こる災害として、異常気象に含まれています。他にも初雪などの季節を象徴する現象(季節現象)の時期が大きくずれることも異常気象の一種とされています。
(2)要因
主な要因は「自然のゆらぎ」によるものです。自然のゆらぎとは「偏西風」や「モンスーン」、「ブロッキング高気圧」等の季節や時期で自然に起こりうる気象のことです。
これらは昔から起こっている自然現象です。また、近年になり、地球温暖化が大きな要因に加わっています。
様々な要素が重なって異常気象となるため、現在も予測と対策が容易ではありません。
(3)極端現象と地球温暖化
異常気象の中に「極端現象」と呼ばれるものがあります。極端現象とは特定の地点と時期においてまれに起こる気象現象です。
例えば、気温上昇や高温熱波、大雨、干ばつ等です。この中でも気温上昇や高温熱波は地球温暖化の影響の可能性が高いといわれています。
2. 近年の異常気象の状況
近年の異常気象の状況を、世界と日本の視点から説明いたします。
(1)世界の状況
現在、世界で多く発生している異常気象が、熱帯低気圧や前線、モンスーンによるものです。これらの影響により、大雨や洪水、土砂災害などの被害が多く発生しています。
南アジア、中東、ヨーロッパ、南北アメリカでは熱波や寒波が、そしてアフリカやオセアニアでは干ばつの被害も多く報告されています。
様々な気象災害は毎年起きていますが、年々気象災害による被害者が増えています。
(2)日本の状況
日本では、各地で台風や大雨、洪水、土砂災害等の被害が多く発生しています。広範囲で猛暑も発生しています。
また、夏と秋にかけて異常高温が多く見られています。加えて、冬の極度な気温低下も近年は増えてきています。
3.今後について
上述した通り、様々な要素が重なって異常気象となるため、予測と対策が難しいのが現状です。近年の地球温暖化についても様々な要素が加わっていると考えられます。
異常気象については、世界でハイレベルな研究が実施されています。この研究成果に応じて、柔軟かつ迅速な対策が求められています。
以上
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