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豆知識/ 「サツマイモ」と「台湾」の関係について
◼️サツマイモは台湾の国民食?
台湾の日本統治時代、中国大陸に渡った一部の台湾人は、出身地である台湾の形がサツマイモに似ているところから、自分達のことを「番薯仔(サツマイモの子)」と自称していたそうです。
また、劣悪な環境でもたくましく育つことから、「サツマイモは土の中で朽ちることを恐れず、ただ代々子孫を残すことを求める」という諺があるほどで、台湾人らしさを形容するものとされています。
また、古くは17世紀に中国・明時代の鄭成功が海を越え台湾でオランダ軍と戦った際には、軍が携えた食糧が足りず、台湾の住民に食料を求めると差し出されたのがサツマイモだったそう。
それが充分な食糧となってオランダ人を撃退できたといいます。
日本統治時代までのサツマイモは品種改良もされておらず、パサパサで美味しくなかったそうですが、台湾では貧しい人々の生活を支える貴重な食材でした。
しかし、近年ではビタミンA・B・Cなどが多くの栄養素が含まれることがわかり、「スーパーフード」の地位を獲得して各種商品が開発され、その価値が見直されています。
台湾のコンビニに行けば、全国必ずと言っていいほどホットスナックや冷凍食品などでサツマイモが並んでいますし、確かに台湾人の国民食と知っても良いかもしれません。
参照元: 「 クラウンライン・台湾」Webサイト
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