ハクション大魔王(1969年/ 初版)
『ハクション大魔王』は、タツノコプロによるギャグテレビアニメおよびその主人公である。
■メインストーリー
ある日、小学2年生のカンちゃんこと、与田山かんいちは屋根裏でホコリを被った壺を発見した。壺の前でクシャミをすると、その壺の中から何とも奇妙な魔法使いのハクション大魔王が飛び出して来た。
この大魔王はクシャミをすると壺の中から呼び出され、相手がクシャミをもう一度するまでは壺には帰れない。しかも、呼び出した者(ご主人様)の願い事を叶えなければならない。
カンちゃんは早速、願い事を叶えさせようとするが、大魔王の魔法は役立たずで何をやっても失敗ばかり。
更にあくびをすれば、大魔王の娘でお転婆なアクビも壺から飛び出して、ご主人様の言うことも聞かずにイタズラし放題。
ドジな大魔王とやんちゃなアクビが、街中で大騒動を巻き起こす。
シリーズ前半では、カンちゃんは大魔王とアクビの存在を両親に隠していたが、後半では両親に受け入れられて、家族同然となった。
本編中のエピソードの大半は多少の哀感はありつつもギャグに徹していたが、最終回は一転してシリアスな展開で締めくくられる。
大魔王とアクビは「壺の掟」により大々魔王の命令で魔法の壺に100年間封印される事となり、ふたりは号泣しながらカンちゃんに100年間、会えなくなることを告げた。
カンちゃんをはじめとする登場人物たちは大魔王とアクビが魔法の壺に戻ることを阻止すべく様々な策を講じるが、壺の持つ強力な魔力の前には無力だった。
親子共々壺の中へと引き戻されてしまった。大魔王とアクビはカンちゃんたちに別れを告げ、魔法の壺は月の彼方へと飛び去って行った。
■主なキャラクター
ハクション大魔王 オープニングソング
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