本来の自分とは?自分を取り戻す方法とリセットすべき潜在意識
本当の自分が分からない
本来の自分はこうじゃなかったはず・・・
本来の自分を取り戻したい
ふとした時に「本当の自分」が分からなくなり、不安に感じることがあると思います。
「本来はこんな考え方ではなかった」「昔の自分ならこのような発言はしなかったのに」などと、自己嫌悪に陥ってしまう人もいるでしょう。
では自分に迷いや不安が生じたとき、本来の自分を取り戻すにはどうしたらいいのでしょうか。
今回は、本当の自分の姿が分からなくなり不安に感じている方のために、本来の自分を取り戻す方法をご紹介いたします。
見失ってしまった本来の自分の姿を見つけていくことで、大きな効果が期待できます。
〈目次〉
1.「本来の自分」とは?
(1)「本来の自分」の意味
(2)「本来の自分」と「今の自分」とは?
2.「本来の自分」と「今の自分」を一致させるメリット
3.本当の自分がわからない・・・本来の自分を見失ってしまう原因
4.本来の自分を取り戻す5つの方法
方法①子どものころを思い出す
方法②今の自分に目を向ける
方法③自分で決断することを増やす
方法④新しいことを始める
方法⑤他人の期待に応えすぎない
5.本当の自分を引き寄せるためのリセットすべき潜在意識
6.まとめ
1.「本来の自分」とは?
仕事をしたり、何気ない生活を送っていたりするなかで、「自分は何がしたかったのか」「このままでいいのか」と不安に駆られるときがあります。
誰しもがこういった、「本来の自分」が分からなくなる経験をしたことがあるのではないでしょうか。
いつから本来の自分を見失ってしまったのか「今の自分」は「本来の自分」とはどう違うのか、と悩んだりすることもあるでしょう。
悩みの種となっている「本来の自分」とは、一体どんな姿だったのでしょうか。
ここでは、「本来の自分」について考えていきます。
(1)「本来の自分」の意味
「本来の自分」とは、「自分のやりたいことがやりたいようにできている」と自分で認識できている(行動できている)状態のことです。
社会のなかに身を置いていると、しがらみや他人の視線を気にして、自分の意図とは違う意思決定をすることが増えてきますよね。
選択や判断をする場面で、自分で考え、伝えたり、行動したりできる人は「本来の自分」に従っているといえるでしょう。
「本来の自分」を見つめ直すときは、周囲に左右されることなく、自分の意志を大切にすることがカギとなります。
(2)「本来の自分」と「今の自分」とは?
本来の自分と、よく比較されるのが「今の自分」です。
「今の自分」とは、周囲に影響されて意志決定していようがいまいが、現在進行形で意志決定したり行動したりしている状態をさします。
「本来の自分」とは、自分の考えで、自分の思うように行動できていることとお伝えしました。
ということは、自分自身の意志で行動し今ある環境や関係を築き上げているのであれば、「今の自分」も「本来の自分」と言えますね。
逆に周囲を気遣ったり、本音をうまく伝えられないでいたりすると、「今の自分」と「本来の自分」とでズレが生じてしまいます。
「本来の自分」の先に「今の自分」があるのか、ギャップが生じてしまっているのかで、今の自分に対する認識が違ってくるでしょう。
2.「本来の自分」と「今の自分」を一致させるメリット
では「本来の自分」と「今の自分」は、同じである方がいいのでしょうか。
「今の自分」と「本来の自分」が一致することで、不安や焦りを感じにくくなるメリットがあります。
自分を隠したり偽ったりすることは、不安やストレスを伴うものです。
「本来の自分」=「今の自分」ということは、今の自分が自分らしくありのままでいられているということであり、本当の気持ちを隠したり押し殺したりする必要がありません。
周りとも本音でコミュニケーションが取れ、関係を築けるので、信頼できる人と見られるでしょう。
ネガティブな思考からくる焦りや不安、周りからの過度な期待を軽減できることが、本来の自分と今の自分を一致させるメリットです。
3.本当の自分がわからない・・・本来の自分を見失ってしまう原因
自分を後回しにし、「社会の中でうまくやっていくために必要な選択」だと、我慢をしていることが本来の自分を見失う原因としてあげられます。
自分で考えたり、選択したりする習慣がなくなってしまうので、気づいたら「自分の意思」を見失ってしまうのです。
本来の自分を見失う原因はさまざまで、他にも下記などの原因がありますよ。
・今の自分と本来の自分が違いすぎる
・自己肯定感が低い
・他人軸で生きている
信じてやってきた今の自分を否定してしまい、本来の自分がわからなくなっている人もいるでしょう。
社会にいると自分の思いとは違う選択をしなければならないことや、偽りの自分を演じなければならないケースもあります。
うまくやり過ごそうとして他人の意見に合わせてばかりいると、自分の意見が分からなくなってしまいます。
自分を二の次にする習慣が、本当の自分を見失う原因になるのです。
4.本来の自分を取り戻す5つの方法
本来の自分を見失うと仕事がうまくいかなくなったり人間関係に悩んだりと、不安や悩みが増えてきます。
本来の自分が分からないまま何の対処もせずに仕事を続けていくと、モヤモヤやイライラが続いてしまいます。
そんなときには、本来の自分を取り戻す作業をしましょう。
本来の自分を取り戻す方法を5つ、ご紹介いたします。
方法①子どものころを思い出す
方法②今の自分に目を向ける
方法③自分で決断することを増やす
方法④新しいことを始める
方法⑤他人の期待に応えすぎない
方法①子どものころを思い出す
今の自分が周囲を気にしすぎて自分の気持ちを主体に動けていないようであれば、子どものころの自分がどんな風だったか思い出してみてください。
子どものころは、やりたいことをやりたいようにできていたり、なりたい夢や希望を素直に口に出して言えたりしていましたよね。
子どもは、自分の気持ちに素直に行動できるものです。
子どものころを思い出すと、周囲の影響を受けることのなかった、本当の自分の考えや感情を見つけられます。
今の状況や環境を抜きにして、「そもそも自分はどう考えてきたのか」「何を大切にしてきたのか」など、自分の気持ちの核の部分を見つめ直しましょう。
方法②今の自分に目を向ける
本来の自分を取り戻すなら、今の自分の気持ちや状況を受け入れ、自分自身を認めてあげましょう。
周囲にばかり合わせていると、自分自身は我慢をする時間が増え、精神的にストレスを感じますよね。
これでは自分がしんどい思いをするばかりです。
周囲に合わせることも社会でうまくやっていくには大切なことですが、本来の自分を取り戻すには自分の気持ちを尊重することが大切です。
頭や気持ちが整理できないときはマインドマップを作ったり、日記をつけたりして、今自分が考えていることを見える化するのがおすすめですよ。
今の自分を優先させるクセがつけば自分軸を持てるようになり、本来の自分も取り戻せるでしょう。
方法③自分で決断することを増やす
自分に自信が持てれば、本来の自分を見失い悩むことも減っていきます。
少しずつ自分で決断することを増やし、自信をつけていきます。
自分で結論を出すことは、自分の意見で動けた証です。
他人に合わせた決断ではなく、自分の意見をきちんと反映し決断することで、自分の意見を尊重できている実感が持てます。
どんな些細な決断でも、その結果失敗してもいいのです。
自分で選んだ道を進んだ上で間違ったときは、他人に合わせて選んだ道を進み間違うよりも、後悔は少なくなります。
自分で決断したことで成功すれば、より自信が持てます。
本来の自分を取り戻すには、自分で決めることが大切です。
方法④新しいことを始める
本来の自分を見失い悩んでいる方は、新しい経験を積み重ねてみていただくことをおすすめします。
新しいことに挑戦するということは、自分で決めて動かなければ始められません。
前述したとおり、本来の自分を取り戻すには、自分の気持ちや決断を尊重することが大切とお伝えしました。
意識的に新しいことを始めれば、挑戦をする度に自分の意見を行動に反映できます。
新しいことに挑戦することによって、本来の自分のやりたかったことを思い出すきっかけにもなります。
方法⑤他人の期待に応えすぎない
他人の期待に応えようと無理をすると、自分の意見を見失いやすくなります。
なぜなら他人の過度な期待は、心的ストレスにつながるからです。
確かに周りから「Aさんならできるから、この仕事のお願い!」と言われると、自分を認めて貰える気がしてつい引き受けてしまいます。
ですが本当は他の仕事があり時間的に余裕がない場合でも引き受けなければならなくなったり、仕事量が増えていることが自分の評価につながらなかったりする場合もありますね。
仕事を引き受けたことに何のメリットも感じられず、心的に負担ばかり増えていってしまえば、本来の自分の意見などを考える余裕がなくなってしまいます。
周囲に合わせることは大切ですが、全てを受け入れる必要はありません。
仕事の選択をし心の余裕を持つことも、本来の自分を取り戻すためには大切です。
5.本当の自分を引き寄せるためのリセットすべき潜在意識
本当の自分を引き寄せたいなら、見栄を張るためのプライドや、他人から見た自分を中心とした考えを手放しましょう。
周囲に意識を向けている自分のなかには、本来の自分はいないからです。
特に、無意識に周りからの評価を気にしてしまっている人は注意しましょう。
周りからの反応や評価のために「自分は誰よりも多く仕事をこなしている」と無意識のうちに見栄を張っているとしたら、思考の基準が「周りの人の考え」になってしまっています。
仕事を頑張る目的や理由をあらためて自分自身に問うてみると、「自分を良く見せること」は自分にとってさほど重要ではないと気づけるはずです。
本当の自分を引き寄せたいなら、見栄や思い込みなどの、ネガティブな潜在意識をリセットし、自分自身の思考を整理することが大切です。
6.まとめ
本来の自分とは周囲に左右されることなく、自分のやりたいことがやりたいようにできていると自分で認識できている状態です。
本来の自分を見失ったときには、どんなことにも素直に行動できていた子どものころの自分を思い出すとよいでしょう。
今の自分の意見を尊重し決断することで、本来の自分を取り戻しやすくなります。
他人から見た自分ではなく、自分から見た自分を大切にしましょう。
本来の自分を取り戻すために大切なことは、自分の意見を尊重しながら選択し行動していくことです。
本来の自分を見失い悩みを抱えている人は、自分を優先し、自分で選択するクセをつけましょう。
参照元: 「強く咲くMEDIA」Webサイト
以上