ジミ・ヘンドリックス(ジミヘン)の何がすごいのか?
たった4年の活動で全世界にその名を世界に知らしめたギタリスト ジミ・ヘンドリックス。
27歳の若さでこの世を去ってしまった天才。
ここまで称賛され続けるギタリストは他にいない。
ジミ・ヘンドリックス(ジミヘン)の何がすごいのか?
〈目次〉
1.アドリブ
2.ライブパフォーマンス
3.ギターサウンド
(1)激しく歪んだ音
(2)クリーントーンもきれいな音
1.アドリブ
なんといっても、アドリブ(即興プレイ)がすごい。
その時その時で思いついたフレーズをそのまま弾けてしまうのは天才と言わざるを得ない。
2.手の大きさを活かしたコード弾き
ジミヘンの手は大きかった。
親指を使って6弦を押さえることによって、他の指を自由に動かすことができた。
ただコードを弾くだけではなく、コードを弾きながらメロディーを奏でてしまう。
ギターの技術があまり発展していない当時、そんな奏法をする人はいなかった。
2.ライブパフォーマンス
ギターを燃やすパフォーマンスや歯でギターを弾くのは有名。それ以外にもいろいろなことをしている。
ギターをアンプに擦りつけてフィードバックの音を鳴らし続けたり、マイクスタンドにギターを擦りつけたりと、観ているだけで面白い。
それ以外にも、頭の後ろで弾いたり、ギターを背中に持って行って弾いたり、無駄に腕を振り回したりと、観客たちを飽きさせない。
現代のようにいろいろな娯楽がある時代とは違い、ライブを観に行くことが最高のエンターテインメントだった時代。
音楽の耳だけの刺激だけでなく、目で見ても楽しめるジミヘンは、最高のエンターテインメントだった。
3.ギターサウンド
(1)激しく歪んだ音
当時のギターサウンドは、ほとんど歪ませたりすることができず、ギターとアンプだけで弾くのが普通だった。
今でこそギターと言えば歪んだ音だが、当時は歪んだサウンドなど、皆無に等しかった。
60年代に流行っていた音楽はサーフミュージックだった。
ベンチャーズが代表的だが、クリーントーンがメインだった。
そんな時、1966年に「FUZZ FACE」というエフェクターが発売された。
ジミヘンは「FUZZ FACE」を使って、歪んだギターの音を生み出した。
現在は「普通に歪んだ音」だが、当時は「激しく歪んだ音」だった。
革命的、衝撃的なギターの音に、観客たちは熱狂した。
(2)クリーントーンもきれいな音
ジミヘンは激しいギターサウンドで有名だが、クリーントーンもきれいだ。
「FUZZ FACE」は普通につまみを上げると激しいダークな音だが、ギター本体のヴォリュームを絞るときれいな音が出る。
激しいロックから静かなバラードまで幅広い曲を奏でた。
ジミヘンはいろいろな音を使い分けるので「音の魔術師」ともいわれている。
参照元: 「HOMINIS」ホームページ
以上