『銀座線』/ 日本で最初の地下鉄について
路線、特徴、歴史などについて解説いたします
〈目次〉
1.銀座線の路線
2.銀座線の特徴
3.銀座線の乗降率ベスト3の駅
■第1位 銀座駅
■第2位 新橋駅
■第3位 渋谷駅
4.銀座線の歴史
1.銀座線の路線
銀座線は、渋谷駅から銀座駅や日本橋駅、上野駅を通って浅草駅までつながっています。
他の鉄道への乗り換えに使える駅も多く、とても便利な東京メトロの鉄道です。
2.銀座線の特徴
銀座線の特徴として、まずあげられるのは、渋谷をはじめ、虎ノ門、銀座、日本橋など、都内でも指折りのオフィス街が集中していることです。
朝のラッシュ時は、表参道駅 ~ 三越駅前駅にかけてのエリアが混雑必須。混雑率は最高でおよそ160%程度と言われています。
総営業距離は約14.2Km(浅草~渋谷間)。これは、2020年現在、東京メトロでは最も少ない走行距離の路線です。
銀座線といえば黄色の車体が特徴的です。
それでは、なぜ黄色なのでしょうか?
開通当時、東京は地上線を含めて路線が複雑化していました。そのため、「一目見て路線を判断できる方法」としてカラーリングが考案されたのです。
銀座線は、ベルリンの地下鉄の色を参考に、現在の黄色が採用されることになりました。
3.銀座線の乗降率ベスト3の駅
※平成30年のデータに基づきます。
■第1位 銀座駅 251,459(人/日)
銀座線の名に恥じず、乗降者数第1位。
銀座は都内屈指のオフィス街であると共に、ファッションやグルメといった様々なカルチャーの中心地です。また、東京駅まで徒歩圏内という立地が魅力です。
■第2位 新橋駅 247,273(人/日)
新橋駅は、銀座駅とは僅差の乗降客数を誇ります。JRや東京メトロ、ゆりかもめと様々な路線へアクセスできる便利な駅です。
駅ガード下には居酒屋が立ち並んでいます。
■第3位 渋谷駅 219,936(人/日)
渋谷駅は、新宿駅、東京駅と並ぶ都内最大のターミナル駅です。そして銀座線の始発駅でもあります。
また、渋谷は各種商業施設もとても充実している街です。
4.銀座線の歴史
その歴史は戦前にまで遡ります。
時は1927年、銀座線(当時の名称は東京地下鉄道)は浅草~上野間で開業しました。
そこから1930年には万世橋駅(現在は廃止)、1932年には三越前駅まで開通というように徐々に延伸を重ね、1944年に現在の運用区域になりました。
この間に運用する法人が数回代わり、名称がかわりました。「東京地下鉄道」→「東京高速鉄道」、そして、1953年に現在の「銀座線」という名称が定着しました。
銀座線は民間の企業が開業したこともあり、資金が潤沢とは言えませんでした。
対策として、「トンネルの天井をできるだけ低くし、ホームもギリギリまで狭くする」という方法など、コストを抑える工夫をこらしました。
銀座線は、他の路線に比べて「天井が低く車体が小さい」です。その背景には、上述した民間の企業の創意が映し出されているのです。
参照元: 「Litera」Webサイト
以上
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