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Japan Poetry Review

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日本の現代詩の批評フォーラム Japan Poetry Review (jpr) のうち、四元康祐が投稿したコンテンツのみ収めています。jpr の全貌は、以下のリンクからお入りく…
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2018年7月の記事一覧

「みらいらん」第二号: 特集「文字のない世界」など

洪水企画の池田康さんから「みらいらん」の第二号が届いた。パラパラとめくってみる。冒頭に佐…

四元康祐
6年前
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ミュンヘン映画祭(9) M:字の読めない男と声を出せない女の愛の物語

女はバカロレアの受験を控えている高校生。通学の途中、同級生に吃音を嘲笑されているとき不…

四元康祐
6年前

ミュンヘン映画祭(8) THE APPARITION: 聖母出現の「奇跡」を巡って、報道写真家が覗…

事実に基づく客観的で公平な取材で知られるジャーナリストのもとへ、ヴァチカンからある依頼…

四元康祐
6年前
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トルコ・ハルフェティ連詩を終えて: 三宅勇介 x 四元康祐 往復書簡第六回

三宅さん、 「頭で書くタイプの詩人」問題、炸裂しましたね。 なんだか三宅さんに僕の詩の弁…

安藤元雄 「『悪の華』を読む」を読む

ボードレールの名前を初めて知ったのはいつだっただろう?中学二年生か三年生の頃、中原中也や…

ミュンヘン映画祭(7)NAMME: 山中で聖なる水を守る父と娘の物語

ジョージアを舞台とした、村の泉を守る一族の物語。長年その役をになってきた父は老い、息子…

四元康祐
6年前
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ミュンヘン映画祭(6) Ana's War:ナチス占領下のロシアに取り残された6歳の少女の怪奇な美に溢れた生存

第二次大戦下のロシアでユダヤ系住民がドイツ軍に虐殺される。畑の土に折り重なった死体の山。その中から、素裸の少女がひとり這い出してくる。母親の死骸から引き剥がした毛布を体に巻きつけると、彼女は無言のまま画面の外へ歩いてゆく。それがこの映画の主人公、6歳のアナである。 アナは村人によってドイツ軍将校が占拠して使っている建物へ連れてゆかれる。だが一瞬の隙をみて建物の奥へ逃げ込み、暖炉の裏側のわずかな空間に身を隠す。暖炉の壁には鏡がはめ込まれていて、裏側から室内の様子を垣間見る

ミュンヘン映画祭(5) SULTRY:オリンピック直前のリオに溢れ出す蒸し暑さと恐怖と…

原題はポルトガル語でMORMAÇO、湿度の高い蒸し暑さを表現する独特の言葉だそうだ。とりあえ…

四元康祐
6年前
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トルコ・ハルフェティ連詩を終えて:三宅勇介 x 四元康祐 往復書簡第五回

四元さん、 お返事ありがとうございます。 今回も色々考えさせられます。まずは、「頭で書く…

森山至貴 X 四元康祐 往復書簡 「詩と音楽と社会的現実と」:第6回

vol. 10 from M to Y: 四元さんからの手紙を読んで、日本語以外のアジアの言語での合唱曲(か…

四元康祐
6年前
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森山至貴 x 四元康祐 往復書簡 「詩と音楽と社会的現実と」 第11回:日大アメフト、 野…

from M to Y ある若いアメフトの選手の話をします。彼のことはもしかしたら四元さんもごぞん…

トルコ・ハルフェティ連詩を終えて:三宅勇介 x 四元康祐 往復書簡第四回

三宅さん、 イスタンブールのDAMで行われたハルフェティ連詩の発表会、当日別の詩祭とぶつか…