展示会や体験会に多数出展中!Eye Naviが「リアルな場」を大切にする理由。
みなさん、こんにちは!視覚障がい者歩行支援アプリ「Eye Navi」note編集部です。
私たちは、視覚障害のある方々の外出をサポートするアプリ「Eye Navi」を提供しています。Eye Naviは、2023年4月にリリースされましたが、それ以前からも多数のイベントに出展してきました。
そして、現在もEye Naviをより広く知っていただき、スマホに慣れていない方でも、Eye Naviを利用してもらえるよう、全国各地の展示会や体験会に積極的に参加しています。
今回は、スマホアプリを提供するEye Naviがなぜリアルな場に積極的に参加しつづけるのか、これまでどんな展示会や体験会を実施してきたのかについて、触れていきたいと思います。
これまで出展してきた展示会
これまでEye Naviは、以下のようなイベントに出展してきました。イベントの来場者数はまちまちですが、「日本ライトハウス展」や「サイトワールド」など、大規模なイベントには、Eye Naviのブースだけでも、500人を超える方が訪れてくださることも。
ブースには白杖歩行、盲導犬ユーザーの視覚障がい当事者や、そのご家族、支援者、自治体関係者、企業関係者、メディア関係者など、多様な方に足を運んでいただき、実際にEye Naviを体験していただいています。
展示会での出展内容
実際の展示の様子も、少しご紹介させてください。会場では、Eye Naviの概要を説明するパネルや、デモ用のiPhone、交差点の写真パネル、ネックポーチの見本などを展示しています。
また、パンフレットの設置も行っており、グッズの販売可能なイベントではネックポーチの販売も実施。
アプリの説明だけでなく、その場でインストールのサポートを行うことで、Eye Naviを使い始めるハードルを少しでも下げられるよう努めてきました。
大規模な展示会では、1日あたり150名弱の方にインストールいただくこともあるくらい、たくさんの方にブースを訪れていただいています。
Eye Naviの使い方を実践的に学べる「体験会」も実施中
展示会だけでなく、自治体や支援団体からのご要望に応じて、Eye Naviの使い方をより詳しく学べる体験会も実施しています。
体験会では、Eye Naviの概要説明、インストールのサポート、屋内での基本操作練習の後、実際に屋外に出て障害物検知や道案内モードを体験いただいています。
協賛企業のわかさ生活様と京都にて関西盲導犬協会様ご協力のもと体験会を実施した際は、盲導犬にはできない音声案内や信号識別をEye Naviで補うことができることがわかり、Eye Naviと盲導犬を組み合わせることで移動支援が強固になるという発見がありました。
このような体験会の実施をご希望の自治体様や支援団体様がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。可能な限りご対応させていただきたいと考えております。
【これまで実施してきた体験会】
スマホアプリであるEye Naviが「リアルの場」を大事にする理由
少数精鋭で運営を行っているEye Naviは、ユーザーのみなさんにより使いやすいアプリをお届けするために日々の開発に努めるだけでも、長い時間がかかります。
そんななか、イベントへの出展を続ける理由は、「視覚障がい者の方々と直接接点を持ちたい」という想いがあるからです。
もちろん、このnoteやEye Naviの公式ホームページのように、Eye Naviについてインターネット上で簡単に知っていただく方法はたくさんご用意しています。
その一方で、そもそもスマホの操作方法をよく知らないという方や、Eye Naviについて知っていても、どんなときに活用していいかわからないという方もいます。
それでも、実際にEye Naviを使ってみたら、日々の生活の質が変わる方がいるかもしれないと考え、展示会や体験会では、Eye Naviスタッフが実際にアプリの操作方法や活用の仕方などをご説明し、Eye Naviを体験していただいてきました。
そうして、イベントへの出展を続けているうちに、Eye Naviのユーザーのみなさんが、会場で直接、感謝の声や改善要望を届けに来てくださることも多く、とても嬉しく思っています。
特に「外出の頻度が増えた」「外出する際には必ず使っている」といった嬉しい声を聞くことができ、中にはネックポーチを自作して使ってくださっている方もいらっしゃいました。
また、視覚障害のあるお子さんを持つお母様から、「学校との往復だけだった息子が外出するようになり、ライブに一人で行った。すごく良かったから、今度はお母さんを連れて行ってあげるよと言ってくれた」というエピソードを、泣きながら話していただいたことも。
「こんな機能があったら嬉しい」「ここを改善してほしい」など具体的な要望をいただくことも多く、いつもEye Naviを使ってくださっている方がいることを実感します。直接話せる場だからこそ、そんな意見もしっかり吸い上げていきたいと考えています。
よりたくさんの人々へEye Naviを届けたい。そのために、これからやりたいこと
私たちは、より多くの方にEye Naviを知っていただき、実際に体験していただくために、今後もイベントへの出展を続けていきたいと考えています。
さらに、まだ開催したことがない地域での体験会も実施し、Eye Naviに興味はあるけれど使ったことがない方、Android製品を使っている方をはじめとしたiPhoneをお持ちでない方にもEye Naviを体験していただける機会を増やす予定です。
また、これまでの体験会はEye Naviを使ったことがない方を対象に実施してきましたが、今後は「初級コース」「中級コース」といったようにコースを分け、利用状況に合わせて、よりEye Naviを活用いただけるようにしていきたいと考えています。
Eye Naviに興味を持っていただいた方や、普段から使っているけれど、もっと詳しく知りたいという方は、ぜひ展示会や体験会に足を運んでいただき、スタッフにお声掛けください!
展示会への出展や体験会の実施に関する情報は、メルマガにて発信しています。
メルマガは下記ホームページからご登録いただけますので、ぜひチェックしてみてください。
今後も、展示会や体験会で皆さまとお会いできることを心より楽しみにしています!
(取材・執筆:目次ほたる (@kosyo0821))
視覚障がい者歩行支援アプリ「Eye Navi」について
Eye Naviは、スマートフォンひとつで、道案内と障害物検出、歩行レコーダー機能を備えた歩行支援アプリです。
2023年4月にリリースされ、リリース開始から4ヶ月ほどで1万ダウンロードを突破しました。
Eye Naviの特徴は、AIを活用した「障害物・目標物検出」と、視覚障がい者に寄り添った「道案内」が組み合わさっていること。
この2つを実現することで、目的地までの方向や経路、周辺施設、進路上の障害物、歩行者信号の色、点字ブロック等を音声でお知らせできるアプリになっています。
Eye Navi公式ページ
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