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ハモニカ

今日も彼に会えません。
さみしーのです。
くるしーのです。

そんなある日、彼から小包が届きました。
なにかしら。
わくわくしながら開けてみると、それはちんこでした。

なんでこんなものを。
私は少し呆れて少し笑いました。

わたしはふと、そのちんこをなめてみました。
おもちゃかとおもっていたそのちんこは、

色もにおいも味もすべて彼のちんこにそっくりなのです。
彼はどこでこれを手に入れたのかしら。
不思議と、ちんこをなめていると落ち着きます。

彼のプレゼントのちんこは
私にとってのトランキライザーでした。
夜眠る前になめ、出かけるときになめ、
すっかりちんこは私の生活の一部になりました。

そんなある日、彼から電話がありました。
うれしいはずがちっともうれしくないのです。
これはこんなにいとしいのに。
彼と電話しながらちんこをなめました。
ああ、スキ。

私は快楽の疲れを感じながら眠るのでした。


二か月ぶりに彼から連絡がありました。


ひさしぶりだね。
うん。

ああ、こうしている間もちんこがなめたい。

びっくりしちゃった。けど今はお気に入りでいつでも持ち歩いてるの。

ちょうどよかった、返してくれよ。
この二ヶ月間へんな感じだったぜ。あるべきものがないんだもんな。

えっ…
いやよ…

いや!
瞬間、彼のコカンがあらわになり、(なにもない!)ちんこはもとある場所へとくっつきました。

愛してたのに。
愛してくれよ。
あなたじゃなくてちんこをあいしてるのよ!

ちんこは俺の一部だ。
したがって俺のことだ。


どうでもいいわ。あなた(ちんこ)がいるなら。
私はそっと、ちんこにくちづけをしました。

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