会社を辞めたら別人になった。
さて。
緊急事態宣言は5月末まで延長され
9月入学説まで浮上している。
小学校は一体いつ再開されるのかも分からない。
娘はピカピカの小学一年生なのに、ランドセルはまだ2回しか背負っていない。
私は何年も前から娘が小学校に上がるための準備をしてきた。
会社の上層部に、社長にだって直談判でテレワークを取り入れましょうと訴え、何度も期待を打ち砕かれ、見切りをつけてフルタイムで働きながらスクールに入会して勉強を始めた。
そして2月に一世一代の決断で会社も辞めた。
なのに今、あれだけ却下されたテレワークを前の会社でも実践しているらしい・・・。笑
私はというと娘がずっと家にいる今、いつから働けるのかも分からず身動きが取れない状況だ。そう、私のせっかちは大概仇となる。
じゃあ、あのままあの会社で仕事を続けていたらよかったかと聞かれたら
答えはノーだ。
会社を辞めてから色んなことにチャレンジしている。
まずスマホケースを作った。作ってみたいから作った。
※せっかちと突拍子もないのは生まれつきだ。
全然知らない、会ったこともない人が買ってくれた。生まれて初めて自分で企画し、行動し、デザインし、営業し、作ったものを売ってお金をもらった。ミンネでハンドメイドのアクセサリーを売るのとはまた全然違った。
オンラインでイラレのワークショップも始めた。
私が人に教える?以前の私からしたら信じられないことだ。
でも「楽しかった、ためになった」とリピートで受けてくれる人もいる。
その人たちのために、とどんどんアイデアが浮かんできて、今はvol.3のコンテンツを考えている。
個人レッスンもさせてもらった。
私にわざわざ依頼してくれる人がいるのだ。
こんなに嬉しいことってある?いやない。
毎回教える立場になって思うことは、自分自身も学ぶ事が多いということ。
そして今度はマスクケースを作ろうとしている。
前職の先輩から、マスクケースの提案資料を作って欲しいと言われそのラフ画をTwitterに載せるとプロダクト化して欲しいと何人かの方が言ってくれ、行動に移すまで3日。結果、予想を上回る注文をいただき、値段も当初よりだいぶ下げられた。
最小ロット数すら欲しいと言ってくれる人がいなかったらどうしようと不安もあった。
でもダメならダメでまずは行動。それも爆速で。
会社を辞めた私は少し度胸がついたようだ。
そう、こんなに色んなことをやってきた。会社を辞めてから3ヶ月の間に。
これだけ見ると、私はものすごく行動力のある人間に見えるかもしれない。
今までそんな素質は本当に、微塵もなかった。
会社がテレワークや柔軟な働き方を認めてくれなかったから自分を見つめ直すきっかけとなり退職を決意し、SHE likesに入って世界が変わった。そして今ではもくもく会の講師もさせてもらえるようになった。
前職ではデザインとかけ離れた仕事をしていたけど、そこで出会った先輩からの依頼がきっかけでマスクケースをプロダクト化することになった。
大学で専攻していたグラフィック・プロダクトデザインが数年経った今、どちらも生かされている。
全部繋がっている。今まで起きたことが私を変え、全ての出来事に意味があるんだと今日マスクケースの発注をかけながら改めて思った。
何が言いたいかというと、
何一つ無駄なことなんてないから
まずは何でもやってみること。
発信し続けること。
そうすれば何か変わるかもしれない。
何者でもない私が会社を辞めて3ヶ月で別人になったみたいに。