🇬🇷ギリシャ旅行記⑩_クレタ島
2023年7月6日
本日でクルーズ船最終日。
5番目の寄港地、クレタ島でのお話です。
ゼウスが生まれた島、ヨーロッパ最古のミノア文明などなど、興味をそそるものが盛りだくさんな島です
クレタ島の雑な紹介
神話時代
権力を奪われることを恐れた時の支配者クロノス神は、妻レアとの間に生まれた子供を片っ端から食べていました(食べるなよ)。
これを恐れたレアはクレタ島でゼウスを生み、牛乳と蜂蜜で育ちました。
育ったゼウスは好色で、ティルス(現レバノン)の都市の王の娘エウロペに恋をし、白い牡牛に姿を変えてヨーロッパを駆け巡り最後にクレタ島に流れ着き、二人の間にミノスを生みました。これがミノア文明の王様。
後にエウロペを置いてまた白い牡牛に姿を変えて天空へと駆け上がったのがおうし座となりました。
因みにエウロペがゼウスと駆け巡った地域をヨーロッパといい、ヨーロッパの語源となりました。
人類史
紀元前7000年頃には人が住み着き、2000年頃にはヨーロッパ最古の文明の一つ、ミノア文明が栄えましたが、地震だか洪水で亡くなったと聞きました。ただ、文字を持たない文明なので、詳細は分かりません。
これが周知されたのが、ゼウスとエウロペの神話を信じたイギリス人考古学者アーサー・エヴァンズ。
伝説の場所を掘ったら本当に出てきました。
政権の流れとしてはこんな感じ。
ミノア文明>古代ギリシャ>古代ローマ>イスラム教徒>海賊>ビザンチン帝国>ヴェネチア共和国>オスマン帝国>エジプト>ギリシャ
クノッソス宮殿への行き方
到着7:00
最終乗船11:30
パトモス島同様、クルーズ船のオプショナルツアー75€が申し込めますが、ツアーで同行者を募り、タクシーで行きました。今回もタクシー乗り場に値段が提示してあり、50€。5人なので2台。100€を5人で割ったのでツアーより安い。
今回はピストンではないようで、1時間の観光時間を伝えられ、ドライバーが宮殿前の駐車場で待っててくれたので、ライバルに出し抜かれる恐怖はありませんでした。
あと、出口まで迎えに来てくれた。やさしい。
ただ、駐車場に行ったら一台いなくなっていて、電話で呼んできてくれました。やっぱり適当だ。
クノッソス宮殿
古代エジプトの影響を色濃く受けたヨーロッパ最古のミノア文明の宮殿。
文字を持たない文明だったため詳細は不明ですが、エジプトの影響を受け、文化水準は当時のヨーロッパの文明と比べると非常に高く、水洗トイレもあります。
宮殿にある壺や壁画は全てイラクリオンのイラクリオン古代博物館にありますが、宮殿と博物館両方行く時間はありません。
実はクノッソス宮殿を中心に、この近くに小宮殿やキャラバンサライや墓などがあり、セットチケットもありました。
チケットを買う時聞かれます。そっちも行きたかったが、時間がないのでクノッソス宮殿のみ。
クノッソス宮殿はガイドアプリもありますが、英語とギリシャ語しか選べません。
クルーズ船のツアーガイドも英語なので、これを使っても変わらないのではないかと思いますが、猛暑すぎて私のスマホが熱持ちすぎてろくに使えなかったので断念