読了、鈴木智彦「ヤクザときどきピアノ」
読了。鈴木智彦「ヤクザときどきピアノ」
友人が読んでいて、面白そうだと思ったもの。
ヤクザ専門誌の編集長(なんだそれ?)が一仕事終えたハイな時間に何故かABBAのダンシングクイーンに涙し、ピアノでこれが弾きたい!と個性的だがとても魅力的なピアノ講師に弟子入りするような話し。
これがまためっちゃ面白いのよ。
なんですぐヤクザに例えるかなぁー🤣
そして先生の教えが色々と素晴らしすぎる。幼少期に楽しくもないピアノレッスンを続けさせられ何も身についてない私からしたら本当になんでこんな先生に出会わせて貰えなかったものかと歯噛みするほど。
一緒に歌おう!
音楽は誰もが生まれながらに喋れる言語なの。
なんて素敵な言葉でしょう。
幼少期の酷い思い出もあって、ピアノを弾きたいとは思わない私ですがこれには完全にやられました!
鈴木さんとレイコ先生のやり取りも楽しく発表会までの道のりが細かく書かれているし、参考の文献も素晴らしい(全部読めてないですが)
鈴木さん自身の努力も物凄く伝わりました。巻末の発表会での動画のリンクは切れていたんだけど、Youtubeで観る事が出来ました。
演奏が終わった後照れたような怒ったような顔で笑う鈴木さん、そこに全部が現れてる気がして素敵だったな。
私も何か、新しいことにチャレンジしたい気持ちになりましたよ。
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