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北欧旅①【CapHorn】


GWは、コペンハーゲンとストックホルムそしてバルト海のゴットランド島を駆け足で巡ってきた。

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朝、コペンハーゲン中央駅から、正面のチボリ公園横を通過し、ストロイエ通りへ。コペンハーゲン大学に面したPaludan's Book & Cafeで遅めの朝食をとった後、水上遊覧バスでニューハウンへ。

ニューハウンは、平田オリザさんの語るヨーロッパの街に必須の「広場」、コンゲンス・ニュートー広場を扇の要として、水路を囲むように王立劇場、オペラハウス、そして王立図書館ブラックダイアモンドが隣接する。

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広場に続く レストランの店先に並べられたテーブルには、心待ちにしていた夏の陽光の到来を喜ぶ人々の笑い声と陽気に溢れていた。
通りの半ば、飯田さんに教えていただいていた1970年代の伝説の脱原発・自然エネルギーの闘士にとって聖地ともいえるレストラン"CapHorn"を訪ねる。

この通りに並ぶ色鮮やかな水路沿いの築400年以上前の建物は、2階までをレストランとし、3階以上はすべてアパートメント。

アートと酒と料理と海の交易の民が濃密に混じり合うエリア。このアパートのリビングに集った人々が、描き出した未来の地球と人々の新しい未来図こそが、21世紀の世界を動かす再生可能エネルギー革命を産んだ揺籃の地になり得た理由が、理解できた気がした。

一方、第2次世界大戦末期、アメリカ、ニューメキシコ州のロスアラモス研究所にも世界の知性と美しい数式、無限のエネルギーを手にするための未来図は集められたが、ただ一つそこには「人間の営み」が不在だった。そのことが、その後、世界の明暗を分けた。

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