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北欧旅⑤【Kulturnatt Stockholm 】
ストックホルム中央駅前のホテルにチェックインして、部屋に入ると目の前にノーベル賞晩餐会会場として有名な市庁舎が、飛び込んできた。午後8時半の日没までまだ時間があったので、市庁舎周辺を散歩することにした。
すると、閉館時間は過ぎているはずの市庁舎に、次々と吸い込まれるように人々が入っていく。なんと、偶然にもその夜は年に一度、市内各所(王立博物館、市庁舎、ガムラ・スタンの教会など)が無料開放され、夕方から深夜まで様々な音楽や演劇のリサイタルが開催される”Kulturanatt Stockholm"の夜だった。
おかげで、ライトアップされた市庁舎内をゆっくり見学しながら、ノーベル賞晩餐会で有名な「青の間」でのパイプオルガンの演奏や「黄金の間」では女性シンガーの歌声を楽しむことができた。
偶然とはいえ、昨夜のコペンハーゲンのチボリ公園のライブに引き続き、「音楽」が市民の生活の身近に息づいている光景を目の当たりにした。どちらも無料もしくは日本とは比べものにならない低い料金で、プロミュージシャンのパフォーマンスを、しかも歴史ある建造物や施設内で堪能できる。「アート」への敷居の低さにただただ驚くばかりだった。
夜景を見ながら、歩いてガムラ・スタンを目指したが、日が沈むと北風が一気に冷たくなったので、ホテルに引き返した。