お気に入り中国ドラマ『致我們単純的小美好』を紹介します。
あらすじ
感想
韓国でリメイクされた『美しかった私たちへ』のオリジナル版
日本語のタイトル『イケメン王子のシンデレラ』がすこぶるダサいので絶対に原題で呼ぶんだという変なこだわりがあります。(どうして中国ドラマの題名は「王子」や「シンデレラ」に変換されがちなのか)
私はX1出身のキム・ヨハンが主演を務めた韓国版から観ており、原作を後から観たのですが、控えめに言って最高でした。私は個人的に圧倒的原作派です。
アラサー女が高校生の恋愛見てドキドキしちゃうんですよ。
大学卒業してから闇深い社会生活に慣れてくると、学生時代の青春や純粋な友情なんて忘れてしまうんですよね。
学園モノのドラマは一見若者向けとも思えますが、むしろピュアな心を失ってしまった大人たちが見るべきだと思っている。
眩しすぎる友情とまっすぐな恋愛
彼らの高校生活で繰り広げられる恋愛や友情は、我々大人にとっては眩しいくらいに純粋で、全てが全力直球。
本当はとっくにシャオシーが好きなのに素直になれず、いいところでボーソンにタイミングを奪われたり、すれ違ってしまうジャン・チェンがひたすらもどかしく、そして不憫。(でも自分で蒔いた種だからね)
ジャン・チェンの気持ちは変わらないのに、彼の言葉足らずな言動や、日々の小さな誤解がやがて小さな亀裂を生み、せっかく結ばれた2人もすれ違いの末にお別れすることになるんだけど、なかなか切なかった。
「あー、違うんだよ…そうじゃないのに…」を何度口にしたことか。
そんな私の心のオアシスだったのが、いつでもシャオシーを見守り困った時に一番に駆けつけて無償の愛を与えてくれるボーソンと、ルー・ヤン&ジンシャオカップルでした。
立場逆転のジャン・チェンが好き
高校・大学と散々すれ違い、観てる方もシャオシーのように振り回される展開が続きますが、この紆余曲折あってシャオシーと別れた後のジャン・チェンの変貌ぶりがもう個人的に大好きです。笑
シャオシーがひたすら愛を与えてくれることが当たり前で、追いかけられるのが当たり前だったのが、別れを経て一変。もう振り回されるのはごめんだと、シャオシーはジャン・チェンに背中を向ける。
シャオシーへの想いの深さと、彼女の自分への想いが揺るぎないものではなかったことを悟ったジャン・チェンは、今度は以前のシャオシーのように彼女を追いかけるようになります。
一見非の打ち所がないほど完璧なジャン・チェンだけど、心の拠り所はシャオシーだけで、彼女がいないと生きていけないほど弱い人間になってしまう。
あまり表情を変えない彼が、ふと寂しそうに目を伏せると途端に切なさが増して、ぎゅっと抱きしめてあげたくなるような孤独さを感じるんです。胡一天の演技力…
それから、一度別れを経てからのジャン・チェンは、以前にも増してシャオシーが何しても怒らなくなります(笑)
酔っ払っておんぶしてるときに「えくぼ触りたいから笑え」と言われても文句言わずに笑ってえくぼ触らせてあげるし、「部屋の中移動するの面倒だから抱っこして連れてけ」と言われても抱っこしてあげるんです。くう!
その微笑ましさたるや。めちゃくちゃ可愛いカップルですよね。
うまいことシャオシーの尻に敷かれていて見ていて幸せでした。
圧倒的身長差が魅力
内容的な魅力はもちろん、個人的に欠かせない魅力ポイントの一つとして「圧倒的身長差」を唱えたいのです。
今まで私はあまり男性の身長を魅力に感じたことはなかったのですが、胡一天と沈月のとてつもない身長差はさすがに見ていてキュンとしました。これまで気づかなかった身長差萌えに目覚めてしまったかもしれない…
小さいシャオシーの首元に、ジャン・チェンが縮こまって顔を埋めて甘えるシルエットが最高です。(ピンポイント指定)
感想を書いていてふつふつと熱が再燃してきました。
中国では2017年に放送されたドラマで、胡一天も沈月も今ではトップスターとなり様々な作品に出ていますが、個人的にはこのカップルが大好きなので大人になった2人がまた共演してくれることを切に願っています。