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マンション購入記①~戸建て売却しマンション購入へ~

正月の自堕落生活の中で完全に昼夜逆転してしまい、貯まっていたアニメの消化も終わってやることがなくなったので徒然なるままにマンション購入記なるものを書いてみることにした。

検討を開始したきっかけ


マンションの購入を思い立ったのは2021年の末頃。もともとは若かりし頃に当時の勤務地(地方都市の片田舎)で建売の新築一戸建てを購入し住んでいたのだが2年程度で転勤が決定。転勤の多い会社なのは最初から分かっていたのだが、それでも家の購入を迷わない理由があった。「転勤する人が持ち家を所有していた場合は会社がそれを借り上げ、新たに転勤でやってくる人に社宅として貸す」という制度があったのだ(仮にその借り上げた家に入居者がいてもいなくても会社からはお金が出る)。ローンを賄える程度の金額で借り上げてもらえるので家を手放す必要はなく、転勤先での社宅も用意してくれる(同じように借り上げられた社員の持ち家の他、自分で賃貸物件を探すでも可。その場合は一定額まで会社負担で、規定額をオーバーした分は自己負担)という家を買ってもし転勤になっても安心な制度だ。実際、私も転勤後は月々3万円程度の社宅の支払いをするだけで済んでいた。
しかしその制度は転勤後10年後までという縛りがあり、その期限が切れることに気づいたのが2021年末だったのだ。期限が切れて持ち家の借り上げがなくなるとローンは自分で支払うこととなり、現在の社宅との二重払いとなってしまう(ローンの支払いは転勤後も変わらず自分の口座から引き落とされ続けていたのだが、その返済に充てていた会社からの補助がなくなってしまう)。

戸建てを買った地方都市にはもともと地縁があったわけでもなく、配属されて初めて訪れた土地であり、今の仕事内容からすると戻る見通しはなかったので、家を売却することには迷いはなかった。
迷ったのは、今後の住まいをどうするかについてだった。

今後の方向性


大きくは、
①このまま賃貸に住み続ける。
②家を売却してローンがなくなったら、新たにローンを組んで新居を買いなおす。
このどちらにしようかで非常に迷った。

持ち家の補助はゼロになるが、社宅の家賃補助は多少の減額はあるものの継続される。それならそのまま賃貸でいい気もしたし、老後のことを考えると定年後に住む場所を用意しておきたい気もした。うちは子供がおらず夫婦2人暮らし。老人は賃貸契約を断られやすいと聞くし、安く賃貸に住んでお金を貯めておいて定年になって社宅を出たあとは老人ホームへとするにしても60歳からすぐに入居できるわけでもないらしい。
老人にも貸してくれるURなどの選択肢もあるのだろうが、やはり安心して住める場所が欲しい…というのが私の考え。
なにより、コロナ以後の在宅ワークが増えた環境では、現在の53㎡の2LDKではあまりにも手狭なのだ。2つの洋室は寝室と物置となっており、仕事はリビングでしている。(もとは床面積200㎡の戸建てに住んでいたためもあって物が多い。本とか本とか本とか。そのため一部屋は物置と化している。最近はkindleで買うようにして増やさない努力はしているが、断捨離しないといけない)。専用の机など当然なく、腰痛対策に買ったゲーミングチェアに座りながらダイニングテーブルの上に置いたPCに向かって仕事している。高さが合わないのでPCを嵩上げするアイテムを使ってはいるものの、やはりしっかりと合う机が欲しい。それにこの面積の2LDKでは当然廊下に割ける面積などなく、2つの洋室はともにリビングイン。洗面もトイレもリビングインだ。いろいろと音も気になる。妻が寝ている時はTVのボリュームも下げないといけない。
仮住まいなら良いのだが、定年まであと20年前後住むと考えるともっと広くて快適な部屋に引っ越したい。

そう考え、マンション購入の検討をスタートした。
もちろん最初からマンションに絞っていたわけではなく最初は平屋なども考えた。それ以前に妻は「新たに借金を背負うのは怖いし今のままの社宅でいい」との意見だった。社宅・購入それぞれのメリットデメリットを洗い出し、住まいに何を求めるか意見をすり合わせ、結果として選んだのがマンション、特にタワマンと呼ばれる種類のものであった。
眠くなってきたので、そのあたりの話はまた次回。きっと、多分、おそらく…



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