幼馴染はキュートな吸血鬼 70話 旭の血
「そうだ!旭、旭の血を吸わせてよ」ジーナは俺をじっと見つめる。
「絵美衣が言ってた、旭の血は濃くてパワーがあるって、七香先輩のパワーが強いのは、ずっと旭の血を吸ってたからじゃないかって言ってた、だから私にも血を吸わせてよ」
「そうなの?俺の血が必要なら吸っていいけど…………」俺は袖を捲り上げた。
「ジーナはゆっくりと俺の腕に吸い付いた」
少し吸うと慌てて離れてむせた。
「ゲホッ…………何これ、超濃い…………」ジーナは瞬きして驚いている。
「そういえば、七香も俺が興奮すると飲みやすいって言ってたなあ」
「そうなんだ、じゃあ旭、興奮してくれない?」
「えっ?どうやって?」
ジーナはスカートをめくってパンツを見せた「これでダメ?」
「最近ジーナの下着姿はよく見てるからなあ………」俺は眉を寄せる。
「じゃあ…………」ジーナは俺の下半身をゆっくりと触った。
こんな時にこんな事をしてていいのかなあと思ったが、とりあえず血を飲みやすくするために身を任せる。
しばらくすると興奮したきたのでジーナに腕を差し出す。
ジーナはニッコリして腕に吸い付いた。
「ごくっ…………ごくっ………」俺はどこか懐かしい感覚になっている。
血を吸ったジーナはソファーに座るとしばらく深呼吸をしていた。
「大丈夫ジーナ?」俺はジーナの顔を覗き込む。
「うを〜!!!!」ジーナは急に立ち上がって両手をかざす。
テーブルの上の本やペンなどが吹き飛んだ。
「え〜!!!」俺は後退りする。
「旭の血って凄い!なんか内側から力が湧いてくる感じ………」ジーナはゆっくりと体をほぐした。
「本当?役に立ってるの?」俺は不安になって聞いてみる。
「うん、とっても力が湧いてきた」ジーナはニッコリした。