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隠れ家の不良美少女 185 熱い!

「今日のカップ麺も匠真さんが用意してくれます」
「「「匠真さ〜ん」」」3人は匠真くんを呼び込む。

「はい、お待ちとうさまです」匠真くんはカップ麺を3人の前に置いた。

「「「皆さん、準備できましたか〜?」」」
「「「頂きま〜す」」」

とんでもない数の視聴者が参加するオンライン食事会が始まった。

『いただきま〜す!!!』
『たかじ 熱い!!』
『まだ出来てないよ〜』
『ハフハフ』
『キナコちゃんあ〜ん』
『プリンちゃんのを食べたい』
『真里亞ちゃん💗』

コメントが次々に上がってくる。

プリンちゃんと真里亞ちゃんは美味しそうに食べ始めた。
しかし、キナコは固まっている。

「どうしたのキナコちゃん?」プリンちゃんが心配そうに覗き込む。
「熱い!熱くて食べられない」キナコは眉を寄せた。
「キナコちゃん、猫舌?」
「う……………………」
「大丈夫?」真里亞ちゃんも心配そうに見ている。

コメントも注目が集まってしまった。

『大丈夫?』
『火傷に気をつけて』
『ふうふうしてあげる』

キナコはどうする事もできず、猫の真似をして片手をあげると「にゃ〜」と言ってウインクして舌を出した。

「やだ〜、本当に猫舌だったのね」プリンちゃんと真里亞ちゃんは吹き出す。
しかし、コメントは高評価だ。

『キナコちゃんカワイイ!』
『可愛すぎる〜』
『俺がふうふうしたい!』
『あ〜んして』
『もっと甘えて〜』
『好き好き!』

コメントはキナコの可愛さで一杯になった。
キナコは何がどうなったか理解できずに困惑している。
それからもキナコへのコメントが続く。
「やっぱキナコちゃんの人気はすごいね」プリンちゃんはあらためて納得した。

それから真里亞ちゃんのフィリピンの話で盛り上がった。
「「へ〜そうなんだ」」キナコとプリンちゃんは何度も頷く。

今度はプリンちゃんが日頃のカフェの話をした。
「「なるほど」」真里亞ちゃんとキナコが頷く。

様々なコメントが表示された。
そして3人は配信を締め括った。

「「「それでは、ごちそうさまでした〜」」」
「「「この番組は株式会社マサキから配信していま〜す、来週もゲストが来るよ、また一緒に食べようね!」」」

「お疲れ様でした〜!」奏太くんの声が響くと会議室には拍手が沸き起こる。
来週は冷凍パスタになった、そしてすぐにSNSで告知された。

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