自分の魂を大事にすること
バンコク生活を通して出会った言葉と感覚を綴る。
「自分の魂を大事にすること、幸せはこれに尽きる」
プライベートと仕事の両立が出来ずに悩んでいた25歳の夜に、とあるカウンセラーに言われたこと。
心とも思考とも異なる「魂」という実態のない存在。自分の内から川のように流れるエネルギー、そのことを指すのか。
未だ言葉の表面をなぞった理解しかできてないけど、この言葉をずっと心にとめようと思った。
日本という島国でかつてムラ文化の根付いた地域で生まれてて育ったという背景に帰納していいかは知らないけど、時折周りと異なる自分に対して劣等感や嫌悪感というものを感じることがある。
積極的に私のオリジナリティを認めれない弱さが浮き彫りになって、苦しんだ夜もあった。
でも魂としてそれぞれに根付いているものがあると仮定するのなら、そういった劣等感を差し置いて、ゼロから自分のままに歩き出してみるのもいいのかもしれない。
「コントロールできないことに時間をかけない」
他人の自分への想い、日々のちょっとしたトラブル、他人や外的要因が起因したことで頭を悩ますのはエネルギーの無駄遣いだと気づいた。
自分がどんなに好かれる努力をしても、私を嫌いな人の気持ちを変えれる可能性なんて測れないし、
トラブルを回避するための策を練りに練ったところで、外的要因が起因した出来事であれば自分にできることなんてソリューションの提案ではなく「反省」程度しかない。
自分にできることは実のところ限られているのに、何でも努力次第で実現可能だと思い込んでしまうと、いざ障壁にぶつかった時にレジリエンスが発揮できなかったりする。
夢は大きく、ただ一歩一歩ゆっくり進むことを、たまには後進することも許してあげようと思う。