子供の頃の電車の記憶
男子は、子供の頃は電車が好きな子が一定数いますよね。
僕もそうでした。
初めて電車を認識する頃って、その大きさに驚いたり、喜んだり。
自分の頃はあまりにも昔なので、電車もめちゃくちゃ旧式です。
山陽電車
最初は山陽電車。神戸あたりから姫路あたりまで走っている電車ですが、あまり記憶はありませんでした。自分が大きくなってから改めて認識したという感じです。
阪神電車
引っ越したので、次は阪神電車。文字通り阪神間の市街地を走り抜ける電車です。よく乗った時期は短かったけれど、いろんな記憶があります。
最寄駅は特急は通過する駅だったのですが、さほど減速せずに走るんですよね。駅に近づくときに長い警笛を鳴らします。「ニャーー!」みたいな。(そうじゃない)
甲高い音でした。駅を走り抜けるときに「ニャーー!オン〜〜(ドップラー効果)・ダダッダダッ・ダダッダダッ・ダダッダダッ・ダダッダダッ」って感じで騒々しいのです。風もすごかったです。
踏切事故なんかもありました。(それ以上は言わないけど)
カラーはクリームと赤、クリームと濃紺でしたが、途中からステンレス車が登場してギラギラしたのが走っていました。
モーターや、ブレーキシューの匂いなんかもしました。鉄のマシンが走ってる迫力がありました。特に梅田駅や三宮駅に近づくと地下トンネルに潜るので、その時や、駅でも、匂いがすごいんです。電車の匂いです。架線の火花からオゾンとか出てたのかな?
線路の周りがなんかサビっぽいとか。
山陽電車はのんびり走っていたので、阪神電車の忙しさや速さが印象的でした。
阪急電車
また引っ越して、今度は阪急電車でした。
阪急電車は、その頃すでに高架が多くて、踏切が少なかったんです。また、ロングレールを採用していたので、継ぎ目がなかなか訪れないんですよね。
そのため「飛ぶように走る」感じがしました。「シャーーー」という感じです。
西宮北口では神戸線は今津線とクロスしている、いわゆる「ダイヤモンドクロス」の線路になっていたため、通過するときの音が独特でした。
「ダンダダンダンダダンダン、ダンダダンダンダダンダン、ダンダダンダンダダンダン」という感じです。(覚えているうちに言っとかないと忘れそう)
甲陽線には古い電車(600系)が走っており、モーター音が「モー」と車内に響くのですよね。今津線にも記憶では700系、800系などが走り、神戸線には900系、1000系(流線形)も走っていました。
阪急電車の梅田駅は何本も線路がある巨大な駅です。
阪急にしても阪神にしても、神戸線は梅田と三宮は建物の中(または地下)に入るので、そのワクワク感と大阪・神戸のワクワク感が連動していました。
その後、阪急京都線に乗った時はさらに驚きました。座席がクロスシートだったので。国鉄でしかクロスシートに乗ったことが無かったのです。
近鉄特急
さらに近鉄特急に乗った時は、特急料金があって国鉄みたいだなと思いました。車内も広くてカッコ良かった記憶があります。阪急・阪神・山陽の特急は運賃だけなんですよね。京阪のテレビカーなんかはどうだったかな?覚えていませんが。
私鉄がリード
阪神間は私鉄がリードしていたし今も私鉄優勢な地域なので、国鉄(JR)の駅より私鉄の駅の方が身近で都会的でメジャーでした。阪急はいち早く自動改札を導入しましたし。
そのため、学生時代や社会人になってから東京に行ったときに、切符切る駅員がいたり、電車がゆっくり走っていたりするのが新鮮でしたね。
国道電車
あとは・・国道2号は阪神国道と呼ばれましたが、国道電車(市電)が走っていました。阪神電鉄だったので正確には市電じゃないのですが。
昭和47年だったか、国道電車が廃止になる時のイベントにも行きました。
国鉄(JR)の話もあるのですが、かなり長くなりそうなので、今回は省略します。書ける機会があるかな??
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