Clifford Brown "Embraceable You"
Clifford Brown(クリフォード・ブラウン)の存在は、会社の寮の仲間から知りました。彼の部屋の前を通るとなんだか渋いトランペットが聴こえてくるので、それは誰かと尋ねたらクリフォード・ブラウンだと教えてくれました。
交通事故で25歳でこの世を去った「天才」と言われるプレイヤーなんですよね。新入社員ぐらいの年齢でこの円熟味のあるトランペットは信じがたいものです。
音がストレートに前に出てくる、おそらくは昔のラジオで聴いても同じように聴こえるであろう中域の強さが際立っているけれども、どこか情感のある吹き方で瞬時に魅了されました。
そんなクリフォード・ブラウンの演奏の中から、僕が好きな2曲をシェアします。こちらもオフィシャルのトピック、しかもリマスター版が上がっているのがありがたいです。
クリフォードと言えば、ヘレン・メリルとの共演が有名で、歌の間にちょこっと入るトランペットがカッコいいわけですが、じっくり聴こうとしたらこの辺りかなと思います。本当は秋に聴くとすごくハマると思うのですが・・それを初夏の夜に聴いています。
Autumn in New York
Clifford Brown All Stars としての演奏のためか、アルト&テナーサックスのパートも長いです。かなり長い曲です。
Embraceable You
こちらはトランペット・ソロでの演奏です。
しみじみと心に染みます。多くは聴いていませんが、個人的には一番好きな演奏です。
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