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日常

今年に入ってすぐ古いクラウンが取れたので歯医者にいった。歯が弱い(悪い)というのは昔から弱みで、どの国に住もうがまず馴染みの歯医者ができる。悲しい事だがとりあえず他の健康に問題がないことをありがたく思うようにしよう。

髪の毛の先がうっとおしくなったので、引っ越した近所で初めての美容院にもいってきた。5ヶ月ぶりの散髪ということは前回がいかに短く切られたかがよくわかる。(もっと短くしてもらったら美容院にいくのも1年に2回ですむのか?)

前回の美容院で素晴らしい髪型になった話 ↓

なんと8ユーロという安さ。同じ街でも前回は20ユーロ、リスボンでは40ユーロだった。(ちなみにトフのグルーミングはこの街でも40ユーロで息子の散髪は5ユーロ)終わった後、うまくレシートが印刷できないので明日またこいという。めんどくさいのでいかないでいたら、数日して店の前を通りかかったら呼び止められて店に引き込まれ、レシートを発行する手続きを一緒にする。次回もここで切ってもらおう。

水泳もジムも通常どうり行きはじめた。水泳クラスは寒いせいか参加者が減っている。ジムは内容はそのままで店の名前が変わった。

あいかわらず教えるスキルのないギターの先生のクラスに通う。生徒はアコースティックギターを習うおじいさん2人とおば(あ)さん(私)とエレキギターの高校生の女の子だ。おじいさんの1人は65歳の誕生日が今日だというのでおめでとうといいあう。そしたら 前夜にこの小さな街でも殺傷事件がおこったという話になり、えええ〜〜!とみんなでひとしきり騒いだ後に、先生が誰かのコンサートのサポートでギターを弾いた時の動画をみんなでみたりして、もうギターレッスンなのかなんなのかわからないクラスになってきた。途中先生が経営してる隣の楽器店にお客さんがきてその対応で先生がクラスを抜けたりする。

近所の小さなレストランでよくランチをたべる。地元の人しかいない、というか街で観光客らしき人をみたことがない。このレストランもそうだが、ちいさい街のレストランはどこもたいてい日替わりメニューの肉料理と魚料理が一品ずつだけなので注文しやすい。選択肢がないのがいい。Bacalhau com natasとかCozido à portuguesa とか日替わりでローカルディッシュが出てきて、しかも選択肢がないので知らない料理でも無理やり食べることになりポルトガル料理の勉強にもなる。それにスープ(日替わりで一種類)をつけてデザート(いつも5種類ぐらいある)をつけても10ユーロ程度なので安い。リスボンでたべたら20ユーロぐらいするのかな。

いつもどおり朝晩トフの散歩にいく。近くの公園には犬のAgility訓練用設備を備えたドッグランがあるが、誰もつかっていない。トフも使わない。うんちをちゃんとかたつけてないからだろうとおもうが、だからといってトフ以外の犬のうんちを片つけてまで使う気にはなれない。多くの犬がドッグランのまわりで放し飼いで走り回っている。

近くにある誰も使わない犬のアジリティ練習コース 多くの犬がこの柵の”外”で放し飼いで遊ぶ。


すこしだけど仕事もする。リタイア後にするならできるだけ未知が多いものがいい。今までの経験と知識を使って今までと同じことをやるんだったら、なんのためのリタイアだということになるし、been there done thatという気分になるのですぐ飽きたり、自分の経験や思い込みをおしつけるおじさん&おばさんになったりする。

これからしないといけないのはこの国での初めての税金申告だ。

わかってはいたけど、どの国に住もうが日常はそんなに変わり映えはしない。