ポルトガルに来て1年たって思うこと
20歳の時にバックバッカーでリスボンにきてから、リスボンに住むのが夢だった。
そしてポルトガルに住み始めてからちょうど1年経った。
つまりリタイアしてどこの組織にも属さない生活がはじまってちょうど1年経ち、両親がほぼ同時にいなくなって相続放棄をすることになり日本に親戚も拠点もなにもない根無草(注)になって4年経ったということか。
(注:小さなトランクルームに私物があります。)
この選択でよかったのだろうかとかいろんな思いはあるけれど、とにかく一番切実に思うこと
健康でよかったなあ。
ポルトガルは暖かいとはいえ今が秋。秋のリスボンの街角には焼き栗の匂いがただよいはじめた。
父は80歳の時にいきなり栗園を始めるといって栗の木を植え始めた。90歳で倒れた時には栗園には200本以上の栗の木があって、毎年すごく美味しい栗を実らせていた。さすがに80歳でなにか始められるような、父のような気力も体力も私には(たぶん)ないとおもうが、とりあえず80歳までまだ20年ある。
さてと次は何をしようかな、と焼き栗の匂いをかぎながらワクワクしてるところに父のDNAを感じる。