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看護学校では教わらない99%失敗しない点滴の方法
この記事がオススメな人
・看護師、医師、実習生
・点滴がニガテな人
・硬い、もろい、細い血管の点滴の攻略法を知りたい
医療従事者のみなさん、こんにちは。
点滴って得意ですか? ふつう? 私は大得意です!(ドヤ)
なんて下らないマウントが取りたかったわけではなく。私も働きたての頃は、よく失敗して患者さんにムダに痛い思いをさせたことをここに懺悔します…。
そんな私が30年以上看護師として点滴を打ってきた中で「ここを抑えておけば、点滴はほぼ確実に失敗しない!」と掴んだポイントを、以下にまとめました。
点滴の上手い人のやり方って、だいたいこの記事のチェックポイントをおさえてます。そんな不可欠なポイントを絞り込んだ上で、点滴を失敗しないために必要な知識を網羅的に詰め込みました!
では、さっそく!
患者さんが若い場合、血管も弾力性があるので、点滴に失敗することはやや少なめ。
でもお年寄りの血管はどうしても硬く、細く、もろくなりがち。そして高齢化の進んだ今、患者さんは実のところ高齢者が多いですよね。
苦労してようやく血管を見つけた!と思って、いざ針を刺してみたら血管の逆流がない……なんてこと、ありませんか?
(動脈硬化等によるプラークの結果、)血管の内側がほとんど血の流れていないダミー血管だったり、本当は成功していても静脈圧がなく(脱水の人が多い)、逆流して来ないなんてことも。
はじめの心得
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