通奏低音って、そもそも何?

 今日は、「通奏低音とは何か」について、勉強したことをお話したいと思います!



 まず、この言葉は

●音楽用語として使う場合

●日常会話など、音楽用語以外の言葉として使う場合

の二種類があります。


 

音楽用語として使われる通奏低音は、平たく言うと「メロディーと低音のみを書いた楽譜、その書き方、奏法」を指す言葉のようです。

文字情報だと分かりにくいかもしれませんが、少し例えてみます。


例えば皆さんが「ピアノの楽譜を思い浮かべて!」と言われたら、どんなものを思い浮かべるでしょうか?

たいてい、「何か音符がいっぱいある」というイメージになるかと思います。

実際その通りで、たいていは「和音」というものが頻出するため、「何か音符多くね?」という印象になるはずです。


 対して通奏低音の楽譜は、メロディーと低音しかないので、ぱっと見は「簡単じゃん!」となりそうなものです。

しかし実際の演奏では、書かれた低音を基に奏者が「和音」を作って演奏します。

私自身、ピアノとギターをやっていますが、こんなもの作れと言われても無理です。

相当な音楽知識がないと演奏が陳腐になってしまう、高度な音楽ですね。



では、日常で使う「通奏低音」は。

多くの場合、「根っこにある考え方」などを示す場合に使われます。




何人かの方は、「おかしくね?」と思われたことと思います。

音楽の通奏低音は「低音を伸ばしている」わけでも、「曲を通して大事な低音」を示しているわけでもありません。

なのに、何かそう捉えられる引用の仕方です。


おそらくこれは、音楽的に言うと別の現象を、字面だけで比喩しているものだと思われます。

つまり、「たぶん誤用」ということです。



まとめると、

●通奏低音は、メロディーと低音がある楽譜、その書き方、奏法などを指すときに使う音楽用語

●演奏するときは、奏者が低音を基に和音を作って演奏する、高度な音楽

●日常で使う通奏低音と、音楽の通奏低音は意味が微妙に違う

ということでした!


毎回ジャンルがバラバラで申し訳ないですが、このように私自身が気になったことを発信させていただきます!

いろいろなことを知りたい、定期的に自分の知識をアップデートしたい、勉強したいけど何の勉強すればいいかもわからない、そもそも勉強という言葉自体が堅苦しくて嫌だ、等、どんな理由でも一度覗いていただけると嬉しいです!


では、今日はここまでにさせていただきます。

ご覧いただき、ありがとうございました!

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