研究論文(ゴール期待値)
佐々木竜治
東海大学 体育学部 競技スポーツ学科 4年
Ryuji Sasaki
Tokai University, Faculty of Physical Education, Department of Athletic Sports
キーワード
J 1 リーグ、 J 2 リーグ、パフォーマンス分析、サッカー、 予測モデル
Keywords: J1 League, J2 League, performance analysis, soccer, predictive modeling
抄録
本研究の目的は、
サッカーのハイライト映像から日本のJ1 リーグと J2 リーグにおける選手やチームの ゴール期待値 とシュート効率を推測し、 Kmeans 法 と主成分分析 を用いて、チームと選手の客観的評価を検証することである。
この研究は、チームや選手をシーズンごとのゴール数で評価することに役立つ。
そこで、本研究では、95% の信頼区間のサンプルサイズである 2020 2021 年シーズンの J1リーグ (0~22 節 、 J 1 選手 4 29 人 と J2 リーグ (0~23 節 、 J 2 選手 4 75 人 の試合( 218 試合と253 試合)の 全 シュートを調査した。
全てのシュートをフィールドプレー上のセクションに分類し、各エリアに理論的なゴールの価値を適用した。
分析した要素は、ゴール中心からのシュート距離とシュート角度である。
ゴール期待値を計算する際には、シュート距離とシュート角度が重要であることが示唆されている。
この2つの要素を組み合わせることで、それぞれの変数を単独で使用するよりも、ゴール期待値をより正確に算出することができる。
さらに、このゴール期待値の検証により、リーグの上位チームと下位チームの特徴を比較的正確に証明することができた。
監督やコーチは、常に期待値に近い、あるいは期待値を上回る得点をしているチームや選手を評価することにこの研究が役に立つと考える。
研究論文(原文)
Sports (article)
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