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虫を愛でる

はじめまして

この一文から始めさせていただきます。

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先に言っておこう。タイトル的に虫の写真が出てくるのではないかとビクビクしている人もいるかもしれないが、安心してほしい。虫の写真は一切貼っていない。そもそも虫が苦手な人は、このnoteを開いてないとは思うが。

では、本題に入ろう。

虫を愛でる文化は、世界的に見るとかなり特殊なものらしい。作家のラフカディオ・ハーンによると、昆虫の姿や鳴き声を楽しむ文化を持つのは日本とギリシャだけだという。

「いや、虫なんか嫌いだ」「愛でるなんて頭がおかしいんじゃないか」という粗品ばりに虫が嫌いな人からの罵詈雑言が聞こえてくるが、誤解しないでほしい。私も決して虫が好きなわけではない。虫を見て叫びはしないものの、触れといわれたら躊躇う。

それでも幼い頃にペットのようにクワガタやカブトムシを育てていたと人も多いのではないだろうか。飼っていなくても、そのような少年少女が当たり前にいるということを認識しているだろう。また、スズムシの鳴き声に秋の風情を感じるという人も多いだろう。海外の人からしたら、なぜ虫など捕まえるのか到底理解できないし、虫の声も雑音としてしか認識しないという。

日本人が虫を愛でていたというのは平安時代から書物に記録として残っているという。江戸の頃には鳴く虫や蛍を売り歩く行商人がいたという。一寸の虫にも五分の魂ということわざがあるように、日本人の虫に対する情というものがあるのだ。

織物に欠かせない絹糸の生産には蚕が利用されていた。その地域の産業を支えていたといっても過言ではない蚕は「カイコ様」なんて呼ばれ方をすることもある。情どころか尊敬や崇拝の対象になることもある。

そういえば、どうぶつの森を見ている海外プレイヤーはどんなことを思っているのだろうか。我々日本人からしたら虫取りをすることは何ら不思議ではない。確かに田舎の昭和の頃に比べたら、その傾向は減っているのだろうが、もはや遺伝子レベルで虫取りというものを知っている。しかし、海外に無視を愛でる文化が無ければ、虫取りもしないのだろうか?そしたらどうぶつの森では奇行をしていると思われているのだろうか?

どうぶつの森の中に出てくる麦茶が、海外では馴染みが無い。そのため、昼間からテキーラロックを飲んでいると勘違いしている海外プレイヤーがいると聞いたことがある。そんな変な誤解を虫取りで生んでないことを願うが、勘違いしているならしているで、どんなこと思っているか気になるところだ。

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手の届く範囲にいるあなたが

幸せでいることを願います

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