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浮遊霊ってこんな感じかな…?

ふと公園でこれを書き始めた。

誰も私を見ない。
誰も私を気にとめない。

心地良い温度感。

軽い足取りで、曇りのないキラキラした黒目で飼い主を見上げるお散歩中のわんこ。

老犬と思われる、ゆっくりした足取りで同じくご老人のご主人様によりそって歩く大型犬。

大きな声で挨拶する野球少年達。

梅の季節も終わり、切り落とした小枝や葉をブロワーで吹き飛ばす管理業者。

幼子とゆっくり歩く、若いママさん。
それをぼーっと見ている。


今、私は楽しいと思える事が心から楽しめなくなっている。

今日は休みだけれど、誰とも予定は無い。

仕事も、能動的に動けない。
現場に行けば楽しく動けるけれど。

誰の為に、何の為に生きているか、分からない。

お金は欲しい。
でもそれは、欲しいと思った物を買いたいし、食べたいと思った物は食べたいし、地元で暮らしている家族にお祝い事があったら惜しみなくお金をかけたい。

一世を風靡している「鬼滅の刃」の推しは煉獄さんなんだれけど、
“あんな風に心を燃やして生きれたら”
“誰かの為に命を落とせたら”
そんな憧れ。

死にたい訳では無い……と思う。
ただ、今私の心を燃やすものは、

何も無い。

それがとても虚しい。
悲しい。

まだ、
花を見て、綺麗だと思う気持ちや
動物を見て、可愛い、愛おしい、と撫でくりまわしたくなる気持ちがあるから

セーフ……かな。

だんだん傾く西日に透ける桜の花びらが綺麗だなぁ、とか。

家の中に引きこもってばかりだと、と思って近くの公園に来たけれど、まだ感情は動く。

後は、身体が動けばな……。


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