マガジンのカバー画像

読書ノート

30
読書をして心に残った言葉や新たに得た知識、感じたこと、考えたことを書いています。
運営しているクリエイター

#小説

鯨に復讐心を燃やす男の話 メルヴィル『白鯨』

復讐いきなり怖い言葉で「なんだ」と思うかもしれない。 あなたは他の人から危害を加えられたり、嫌がらせをされたり、自分にとって不都合なことをされたりしたことはあるだろうか。 もっと些細なことでは、相手には悪気がなく発言していることでも、その一言で強烈に怒ったり、ブチギレることってないだろうか。 僕も当然おんなじようなことをされて、その度に倒れて、もう一度立ち上がって生きてきた。これからもそうだろう。相手の発言に対して、ブチギレたことだって何度もある。そんな時「復讐してやる」と思

僕の読書術~読書ノート特別編~

こんにちは。今日は簡単に読書術を紹介します。 ①本の選び方 大切なのは本屋に行ってときめいたら買うということ。片付けで有名なこんまりさんが、ごみを捨てるときときめくかときめかないかで決めるとおっしゃっていました。逆バージョンですね。  もう一つ大切なのは、必ず自分のお金で購入するということ。斉藤孝さん(教育学者)は、本は自分の身銭を切って買え とアドバイスしています。 ②本の読み方 いよいよ本題です。小説や昔から読まれている物(古典)系と新書やビジネス書系で読み方が違い

読書ノート#1 若きウェルテルの悩み

<著者>ゲーテ <出版社・レーベル>新潮文庫 <購入動機> 2019年夏に新潮文庫を購入するとしおりがもらえた。僕の推し(アイドル)が本好きで、しおりをゲットしていることをブログにて明かしていた。同じしおりが欲しいと思って買ったのがこの本だった。 <予測> 最初はパラパラとみて、恋愛系の話でロマンチックだろうと予測したが、まったく違った。執筆された時代にしては非常に斬新な内容だっただろう。 <心に響いた文(引用)> 現在を現在として味わおう。 人間なんてものは何