<よくわかる外構>家を引き立てる照明
外構における照明は、玄関やアプローチ、庭や駐車場を照らすことで、夜間の安全性を確保してくれます。また、空間の印象を演出など、建物の特徴を際立たせることで、その魅力をより引き立てることもできます。
家の設計と外の照明は密接に関係する
施主から壁掛けテレビを設置したいという要望があり、南西側のリビングのところは窓を付けていません。代わりに吹き抜けを設けて、明りを取り入れています。リビングの南東側はテラスとして活用します。
壁がそのままでは面白くないため、間接照明で壁に光を当て、全体の風景を整えることにしました。
最初に色や種類を決めておくことが大切
家の照明の色も大切です。外の照明と色を合わせており、家が映えます。
門柱(門袖)も笠木に組み込んだラインライトを使っており、笠木に隠れた照明は昼間でも見えません。
門柱(門袖)左側の植栽ではスポットライトを照らし空間を演出しています。このように、家の照明に外構の照明をプラスすることで雰囲気を作り出すことができます。
夜の明るさは防犯上の効果がある
今回の現場は車の台数や緑地面積の規定、工作物の規定などがあり、制約が大きい中で周りの住宅も全てオープン外構になっています。
照明は夜のシーンを演出するのと、明るさは防犯対策に役立ちます。テラス部分は、中にランタン風のライトを設置します。
LED照明の普及で電気代の節約にも
今回、設置した照明は、植栽のスポットライトを1基、壁面照明を2基、ランタンを1基で月額300円程度(8~10時間点灯)の電気代でランニングコストはかかりません。
LED照明だからです。様々なLED照明がありますが、ホームセンター等での安いものは海外製で明るさや耐久性に不安があります。
この現場はLIXILの「美彩(Bisai)」という、有名な庭園でも採用されている「グッドデザイン賞ベスト100」に入ったシリーズを使っています。性能も良く、他社の壁面照明は3つのLED電球で照らすのに対して、LIXILは1コアタイプの電球が採用されています。これにより、陰影がとてもきれいに出ます。
また、最近はLEDが主流になっており、蛍光灯に比べて虫が寄り付きにくい性質もあります。
参考:外構工事一式のご紹介
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