運動と脳機能との出会い~TOEICに挑戦編⑥~

大学院受験に向け

運動と脳機能の勉強をするのにどこがいいんだろう。と考えた自分の頭には、医学部がある大学院がいいと思った。運動も脳もどちらも医学的な知識が必要になると思ったからだ。

受験校をT大学大学院に決めた。T大学大学院の入りたい研究室は、医工学研究科と医学系研究科の両方から受け入れていた。両方受験できるということで、二つの研究科を受験することにした。

医工学研究科の受験では、自分が学んできた機械工学でも受験できたみたいだが、自分はそうではなく医学系の科目で受験することにした。入試科目は、数学、医学系の専門分野、小論文だ。数学は基礎的な問題だったので、なんとかなった。

問題は専門分野の勉強だ。細胞生物学や生理学といった範囲で、今まで一度も勉強したことのない範囲だ。しかも、記述式なので、マークシートみたいに勘で答えられない。

医学研究科の方は確か、英語と小論文だった気がする。どちらの研究科もTOEICを英語試験の代わりとして利用できた。

これらに加えてTOEICも受け続けた。大学院に出願したときには、おそらく750点くらいだったと思う。TOEICは受験し続けるが、大学卒業までには755点ぐらいが最高だった。英語以外にも他の勉強や運動が忙しくなり、なかなかスコアアップまでには至らなかった。

(そういえば、この頃に英検準1級を3回くらい受けたが、全部不合格だった。これ以降、英検は受けていない。英検については、いつか必ず受け直そうと考えてる。)

ちなみにTOEIC900は達成するのだが、色々と回り道をした結果、英語の勉強に取り組み始めて約6年くらいかかってしまった。効率の良い勉強法では無かったのだろう。それはまた別の話で。

大学4年生になり、もう一つ決めた挑戦があった。100kmマラソンと100kgベンチプレスを同じ年度に達成させるという目標だ。マラソンに関しては、勉強で走る量が減っていたので、さらに増やす必要があった。ベンチプレスはおそらく70kgぐらいだったと思う。目標達成には1年間であと30kg増やす必要があった。

100kmマラソン、ベンチプレス100kg、大学院受験、TOEIC、卒業研究。。。大学4年生は盛りだくさんのイベントで埋まった。達成できるなんて分からなかった。ただ、挑戦することが楽しかった。このころには、18、19歳の時に目標が何もなかった自分と違った。自分で目標を定め、それに取り組むことが楽しかった。何より、自分のなかで運動して身体を鍛え、勉強して脳を鍛えることが生きがいになっていた。