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発狂皆伝に合格しました

2022年12月20日、発狂皆伝に合格しました。
発狂十段取得から約1年と4ヶ月かかりました。

例に漏れずなかなかの苦労をしたので、発狂皆伝取得までの道のりを振り返ると共に、練習時に気をつけていたポイントやコツなどを書きとめておこうと思います。

ビート歴

GOLD~DJT辺りからIIDXを初めてRAでAC皆伝を取得、tricoroで全白を達成した後はスコア詰めに走り、PENDUALから就職等を理由に引退していました。(2007~2014ぐらい?)
BMSには皆伝を取得するぐらいから触れていましたが、直接地力を伸ばすような練習をしていなかったため、発狂難易度表を★17まで全白する一方でAirGODにはイージーすら付かないという偏りっぷりでした。
引退時は発狂九段。

2021年の6月頃、時間に余裕ができたため再度bmsを触りはじめる事に。
友人からstella難易度表などの存在を教えてもらい差分を集めつつslの低難易度から遊び始めました。
引退していた間に増えていたBOF新曲などが魅力的な事もあり、難易度表を埋めている間にすぐに発狂九段を再取得。
かつて自分の成長は限界を迎えたものかと思っていましたが意外にもやれば地力が伸ばせる事に驚き、このタイミングで本格的に再上達を狙ってみようと発狂皆伝を目標に据えました。

それまでは皿の壊れた虹コン(Rainbow Portable 2)でプレイしていましたが、発九合格と同時にPHOENIX WANを注文。やや郵送トラブルなどもありましたが、注文から約2ヶ月程で受け取る事ができました。
また同時期に机を昇降機デスクに変更、それまで無理な姿勢で座ってプレイしていた状態から立ち環境にアップデート。新環境を整えた勢いでそのまま2021年8月27日に新発狂十段を取得しました。

発狂九段から十段までの上達ペースがかなりスムーズだったため「皆伝までも地力系をやっていれば自然と伸びるだろう」と思っていましたが、これは甘い認識でst2~3あたりから大きな地力停滞期を迎えることになります。
1ヶ月以上更新ができず自信を無くす事もありましたが、発皆の先駆者などからアドバイスを受けなんとか継続する事で少しずつ地力を伸ばし、約16ヶ月の期間を経て発狂皆伝を取得しました。

発皆取得に向けた練習

プレイ頻度

2~3日プレイして1日休憩 を繰り返していました。

1日目:ハード埋め等軽めの曲でアップ中心
2日目:高難易度を本格的に叩く、ここで調子が良ければ3日目へ
3日目:指が動く範囲で高難易度を回す、ただし2日目が悪ければ行わない
休憩日:YouTube配信の振り返りなど譜面を見れる時は見る

IIDXが中心だった引退以前はほぼ毎日叩いていましたが、発狂bmsでは重めの発狂譜面を重点的に練習する事になるため指の負傷リスク軽減や認識のリセットも兼ねてこの頻度が最適であるという結論に。

1日あたりのプレイ内容

プレイ時間は1日あたり1.5~2時間としていました。
2時間以上の連続プレイになると集中力が切れて惰性で叩いてしまう事が多く、逆効果になってしまいます。
ただプレイ時間については若さやフィジカルの強さなど、かなりの個人差があるため各々で最適な時間を見つけるのが良いと思います。(若い頃は6時間ぐらい平気で叩いてた)

主な内訳
~0:15   :sl0~sl4、sl5~sl8、sl9~sl12 と段階的にアップ
0:15~0:30 :st0~st2のハード埋め
0:30~1:30 :st3~5程度の重めの発狂譜面を回す、一番練習になる時間
1:30~2:00 :調子が良ければ継続、疲れや指の異常を感じた場合は即中断

ハード狙いはついムキになって粘着してしまいがちですが、これは発狂を叩く上であまり有効な練習ではないため、意識的に早く切り上げて高難易度練習の時間を多く取るようにします。
ただしアップは妥協せず、日によっては30分程しっかり取る日も。
高速系16分がしっかり光る事、ガチ押し系の連打が入る事、譜面の速度(ハイスピ)に違和感を感じない事、などを確認してから高難易度に移っています。
その他、経験値が逓減してしまうため同じ曲は基本的に1日2回以上やらないようにしていました。(ラブゴノックなどの発狂ノックを除く)

プレイ配信の効果

ふとツイッターが目に入ったのを機に別の事に気を取られ、そのまま練習から脱線してしまう~という事が多々あったため、サボり防止のためプレイ時は配信を付け、決まった時間内で集中するようにしていました。

結果的にこの配信効果はかなり大きく
・配信の経過時間によって練習メニューを管理しやすい
・後にプレイを見返す事でウィークポイントが分かりやすい
・過去と比べる事で成長を実感できる(モチベーションになる)
・配信を見返しながら次の目標を立てる事ができる

また打鍵音を入れている事の効果も大きく、見返す際に
「ここの発狂の打鍵音はフニャっている」
「この曲は後半辺りからバテて追いついていない」
などの問題を認識し次回以降の練習時に改善することができました。

主な選曲譜面

そもそもラブゴが叩けなければ話にならないため、発狂十段取得後のかなり早い段階からラブゴノックには取り組んでいました。
特に自分は極度の正規厨で、いわゆるGODやINFELNO系の物量譜面を苦手としている事からも早期から対策が必要だと感じていました。
(そして予想通りラブゴで約9ヶ月躓いた)

選曲は主に次の3種類に分けています。

① BPM190~210の16分による正統派地力系
② BPM220~240の同時押し系
③ BPM130~150の連打が混じったガチ押し系

基本的には①の地力系を中心に叩き、②や③を間に挟みます。
純粋な地力譜面を叩き続ける事は重要ですが、①ばかりを叩いていると徐々に調子が落ちてくるため、②や③を挟む事で高速16分が叩きやすくなっていた気がします。
現に発狂皆伝に合格したのも②③でアップをした直後でした。

①正統派地力系 例
st3  Edge of bravery [Persist in Devastation]
st3  虹夜パレッド [Pentagon]
st4  Wonder World! (GOD)
st4  玉響サーチライト [陽溜ファーストステップ]
st5  虹夜パレッド [Hexagon]
st5  ☆をかけるアドベンチャー ~ we are forever friends! ~ [3844.09.29]
②同時押し系 例
st3  黄昏のメロディア [黄泉の歌](発皆やる日のアップにもやった
st4  Wonderful Tomorrow [Powerful Days]
③ガチ押し系 例
st3  METABOKNIGHT [PIZZA]
st4  明日をけっとばせ! [腕をぶっこわせ!](発皆直前にやったのがこれ

とにかく出来ない譜面をやらないと上達しないため、未イージーのst4~st5に積極的に特攻していました。
ひたすら高密度に打ちのめされるメンタルも重要だったと思います。

モチベーション維持のために

発狂bmsを続ける上で一番難しい事はLR2を起動する事です。ただコントローラーをセットしてLR2.exeを起動するだけですが、練習が過酷になればなる程この最初の一歩が踏み出せなくなってきます。
帰りの遅い日や夜用事があった日などはサボりたくなりがちですが、予定外の日に休むと成長が止まってしまうため、どれだけコンディションが悪くとも継続する事が大事です。

サボり防止のために心がけるとよい事
・1週間ごとに大まかな予定をあらかじめ決めておく事、休憩日を決めて他の予定はまとめてその日に入れておく
・毎日ある程度決まった時間やる事、コンディションが安定し調子が悪い日の原因も分かりやすい
・2日以上の休みは基本的に作らない、どうしても空いてしまった日は復帰時のアップに2日以上かける
・飲酒は極力避ける、ビートパフォーマンスが著しく低下するほかサボりやすくなるため

あとは練習メニューがマンネリ化してきた時は難易度表の更新や新規イベントなどをチェックして新曲を導入するのも良いです。特にst難易度表は2週間に1回のペースでかなりの追加があり(曲追加がめんどくさくなる時もありますが)モチベーション維持の面では大きく助けられました。

発狂皆伝取得日の行動

朝:1時間指慣らし程度にbmsを触る、あまり疲れを貯めないように単発からst3程度まで
昼:遊戯中央でビートマニアをプレイ。pfで穴冥のスコア更新とn/aのEXH狙いしてた気がする
夕方:飯食って帰って1時間睡眠、短すぎず長すぎずきっちり1時間
夜:起きて即シャワーのあと軽く身体伸ばしてストレッチ、あとカフェインを入れておく
19時頃:bms開始、その日は22時から別用(零式消化)があったので21時ぐらいには切り上げる目標だった

発皆勢の間で、何故か昼にビートマニアをした日の夜は発Bの調子がいいというジンクスがあり(誰か原因分かる人が居たら教えて)その日もビートマニア効果を狙ったプランで行動していました。
開始30分程でBPM200発狂を試して指が動く事を確認し、上記の高速ガチ押し系で連打・同時押し認識を上げてから発皆に挑戦しました。

合格時のクリアランプ状況

発狂難易度表

真面目に★20あなたEXがハードできなかった、ラブゴやダークサンバはイージー

stella難易度表

st5のイージーは5曲、st2は後期ハード狙いしかしてなかったためランプ少なめ

発狂合格時の各曲リザルト

ラストでかなりコケた、調子が良いと50%ぐらい残る
ダークサンバも合格時はかなり微妙、調子良い時は中盤100%まで回復できる
葬送歌は全体通してかなり上手かった、ラストちょっとbadハマったぐらい
気合い 目線とか脱力とか細かい事考えずに譜面をよく見る事


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