4月21日(木) フィリピン滞在95日目
あと、このFileは共有したい。そしたらきっとフィリピンと日本とで物理的な距離があっても今後楽しめるはず(ぼくが感けない限り、たぶんね!)。残り7つほどTakoyaki Resarchの記録はあったけれど、タコの代わりにイカとか、タコの代わりにクロコダイルとか、出汁が入っていないただの水で、とか。それらは内容物のお話でした。
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Files of Takoyaki No.6(2016.4.17)
at Clamshell Parking Lot, General Luna St, Intramuros, Manila, Metro Manila, Philippines. The old colegio de santa isabel.
Main contents:キャベツ /Cabbage、人参/Carrot
Sauce:赤くて、でもそんなに辛くないソース、うすいマヨネーズ/Red, but not so spicy sauce, Mayonnaise
Popping:鰹節/Dried bonito
Price:40php(約100円)
Number:4
Score:55
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KarnabalのExchange partnerであるRussにようやく会いに行く。なぜ『踊り念仏』から「たこ焼き/Takoyaki」に素材が変わったのか説明。端的に言えば『踊り念仏』という作品がこの国において作用しないから。あの作品で観客と果たそうとする「集団に対する個の民主的な屹立/実験」の力は、このフィリピンに生きる人々にとって自然と備わっている。あれをここで行っても毒にも薬にもならないと説明した。拙い言葉ながらも、納得してもらえたと思う。
あとはBeerを飲みながら、ダラダラと共に過ごす。前回のKarnabalのあと、彼は映画に出演して一躍スターになったらしい。だからかManila Bayからほど近いとんでもなく素敵なお家に越していた。もうフィリピンに移住しちゃおうかな。ここには夢がある。
その後「Intramurosで祭りがある」とのことでRussと一緒にいく。その会場でTakoyaki発見! イカとキャベツの組み合わせが現状最も多いが、今回はキャベツと人参という初めての合わせ。にも関わらず、お値段高め一個10php。それでも客は途切れない。
日本軍が破壊し尽くしたIntramuros内の学校跡地、その空き地で祭りが繰り広げられ、さらに「たこ焼き/Takoyaki」が売られているなんて。と同時にこの‘Takoyaki’にも当然にタコが入っていないことにも感慨を覚える。そんなこと、誰も気にしていないだろうけれども。みんな陽気に歌って踊ってる。
Takoyakiには祝祭性がある。文字通り「祭り」や、子どもの遊び場と隣接する、もしくはSM(フィリピンのとても大きなモール)内の屋台で販売されることがこれまで多かった。彼らにとって「SMへ行く」は「遊園地へ行く」と感覚として近いものがある。また、ある程度「食べるに困らない」ことが前提となる。だから、Takoyaki屋台がこの国に増えていくことは喜ばしい。それだけ平和に近づいたともいえるから(もちろん、その弊害も多様に思いつくけれども)。